C-HRコンセプト東京発表、市販型はジュネーブ公開で発売は2017年頃の予測

C-HRコンセプトが東京モーターショー発表、プリウスベースのクロスオーバーSUV

トヨタはC-HRコンセプトを東京モーターショー2015で出展した。

（写真はC-HRコンセプト、東京モーターショー2015）

今回の東京モーターショーでは新型プリウスが日本発表され、トヨタブースは多く来場者で賑わった。そして、その新型プリウスの新プラットフォームTNGAをベースにしたハイブリッドクロスオーバーSUVがC-HRコンセプトの示すモデルとなる。

トヨタC-HRは1.8Lハイブリッドシステムの4WD化によって実現される、コンパクトSUV

既に、2014年のパリサロンで3ドア版C-HRコンセプトの初期型が、そして2015年9月のフランクフルトモーターショーでは5ドア版C-HRコンセプトの最新型が披露されていた。東京モーターショーで出展されたのは後者の最新型となる。

これまでトヨタの1.8Lハイブリッドパワートレインは、駆動方式として2WDのみの設定であった。今回の新型プリウスによって、4WD化が成し遂げられており、C-HRのようなクロスオーバーSUVモデルへの発展が可能となった。

C-HRの発売時期としては2017年以降が想定される。トヨタはしばらく新型プリウスの生産で忙しくなり、共通コンポーネントが多くなる派生車種の新規生産にまで手が回らなくなるだろう。

（写真は新型プリウス）

実はトヨタは、今回の東京モーターショーで市販型のワールドプレミアが無かった。開催前には、C-HRの市販型が前倒しで発表されるのではとの憶測もあったが、それは実現されず。C-HR市販型のワールドプレミアは2016年3月に開催されるジュネーブモーターショーに持ち越しになったと考えられる。またしても欧州発表ということで、東京モーターショーの地位低下は否めない。