ホンダが新型クラリティFUEL CELLを2016年3月よりリース販売、その後一般発売

ホンダ

ホンダ・クラリティFUEL CELLはトヨタ・MIRAIの対抗モデル

東京モーターショー2015でホンダは燃料電池車のクラリティ シリーズをフルモデルチェンジさせた。

(写真は新型クラリティFUEL CELL)
クラリティFUEL CELL

新型クラリティFUEL CELLのボディサイズは全長4895mm×全幅1875mm×全高1475mmで、同じく燃料電池車のトヨタ・MIRAIに近くなっている。

ホンダ 燃料電池車 クラリティ クラリティ FUEL CELL ホンダ

近未来的なエクステリアであったMIRAIに対し、新型クラリティFUEL CELLは比較的オーソドックスなセダンスタイル。MIRAIは4人乗りであったが、新型クラリティFUEL CELLは5人乗りとなる。燃料電池車として特別な存在感を放つMIRAIであるが、あくまで普通の上級セダンを目指し開発されたのが新型クラリティFUEL CELLである。

クラリティ FUEL CELL リアコンビネーションランプ

新型クラリティFUEL CELLの航続距離は700km、MIRAIを超える

新型クラリティFUEL CELLの燃料電池スタックは、従来比で33%小型化しており、あたかもFFレイアウトのガソリンエンジンのようにフロントのフード内に収められる。また、2基の高圧水素貯蔵タンクはリアシート下とリアシートとラゲッジの間に設置。リチウムイオンバッテリーはフロントシート下へとパッケージングが工夫されている。

クラリティFUEL CELL 燃料電池スタック

性能面では、一回のフル充填あたりの航続距離を700km以上としており、約650kmのMIRAIを上回る。車両価格は766万円となり、MIRAIの723万6000円よりも高額となった。

(写真はトヨタ・MIRAI)
トヨタ MIRAI 東京モーターショー2015

新型クラリティFUEL CELLは2016年3月から官公庁および法人向けにリース販売される予定となっており、その後一般向けへの販売も計画されている。

POWER EXPORTER 9000

また、オプション品として出展されたのがPOWER EXPORTER 9000である。新型クラリティFUEL CELLに蓄えられる一般家庭7日分のエネルギーを家庭用電源に変換するユニットで、アウトドアや災害時などに活躍しそうだ。

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