リーフ(日産)はこんなクルマ

日産

日産リーフは一般の人が普通に乗れるEV車として評価されている

エクステリア

日産LEAFは、ぱっと見た感じはティーダのボディにノートのフロントフェイスが付いたような雰囲気に近く、日産車であることがクルマ好きならばすぐにわかる。
エンジンがないことによるボンネットの低さや、空力特性を重視したボディラインが特徴的で、リーフが電気自動車であることをさりげにアピールしている。
特に気になったのが、出っ張ったヘッドライトの形状。これは風切り音を抑える効果があるという。
他に細かい部分では、アンテナが妙に太くかわいらしい。これも騒音を低減させるためのデザインである。
リーフはエンジンが無い分、風切り音を中心とした外部からの騒音が目立ってしまうので、それを抑えるための工夫が普通のガソリンエンジン車よりも多くなされている。
動力性能だけでなく、快適性能にも十分に気を配ってリーフは設計されており、そこがこれまでの試作品的な意味合いの強かった電気自動車とは大きく違う点である。

ボディサイズは全長4445mm×全幅1770mm×全高1545mm、ホイールベース2700mmとなっており、5ナンバーサイズのティーダよりも一回り大きい。
リーフは全幅が170cmを大きく超えた3ナンバーサイズのボディになる。
リーフ 日産リーフ

インテリア

インパネ部分は、上段にはスピード、時計、外気温計が表示される。
下段にはバッテリー残量を中心に、残航続可能距離などが表示される他に、電費というEV車ならではの項目もある。
内装のシート表皮にはペットボトルのリサイクル材が使われており、エコを意識したクルマ作りがなされている。

リアシートは前に倒して、ラゲッジスペースを広げることができる。
しかし、深いトランク部分に対しリアシートを寝かせた面は高く、高さ30cmぐらいのかなり大きな段差が発生してしまう。
フルフラットとはならないので注意したい。

パワーソース

モーターは最高出力109ps、最大トルク28.6kgmとなっており、リーフぐらいのサイズのクルマとしては標準的で無理無駄の無い出力と言える。
モーターはフロント部分に乗せられ、そのまま前輪駆動として機能している。
気になる連続走行距離は、JC08モードで200kmとなっている。
ガソリンエンジン車と比較すれば、まだまだ行動範囲や用途に制限があるのも事実だ。
バッテリーはリチウムイオンバッテリーを床下に敷き詰めて積載されている。
充電時間は実用に耐えられるものに近づいたが、急速充電では30分で80%、200V充電では8時間のフル充電となっており、これからの改善にも期待したい。

グレード構成

リーフのグレード構成は主に、「X」の3,764,250円~と、「G」の4,060,350円~の2タイプになる。
上級グレードGには、バックビューモニターやETCユニット、ソーラーセル付きのリアスポイラーといった装備が付く。
EV車に対する補助金や税制の優遇を受けると概ね、車体価格として300万円台前半ぐらいを実質負担することになる。

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