プリウスCが2011年内発売!ヴィッツクラスのハイブリッド

トヨタ

プリウスC、ガソリン車最高燃費と弱点

プリウスCとは、ヴィッツとほぼ同サイズのボディの中にハイブリッドエンジンを詰め込んだクルマ。
トヨタ初のハイブリッドコンパクトということで注目が集まっている。
この発売が年内にも実現しそうだ。
燃費はガソリンで走る量産車の中で世界最高性能になり、10・15モードで44.0km/L、JC08モードで40.0km/Lを達成する。
ハイブリッドコンパクトとしては既にホンダからフィットハイブリッドが販売されているが、こちらの燃費は10・15モードで30.0km/L。
燃費勝負ではプリウスCが圧倒的な優位に立つことになる。
トヨタのハイブリッドシステムTHSⅡはコスト高になるという問題があったが、それも今は昔の話。
プリウスCの車体価格は150万円台~に設定されるようで、フィットハイブリッドよりも安くなるという。
プリウスCの登場で、ホンダはフィットハイブリッドの商品価値が全く無くなるほどの衝撃を受けることになる。

NHW20型プリウスのTHSⅡを搭載

プリウスCに採用されるハイブリッドシステムは、先代のNHW20型プリウスの1.5Lエンジン+電気モーターの組み合わせによるTHSⅡとなる。
現行プリウスと比較すれば、一世代前のシステムということになるが、その分、安くて信頼性の高いハイブリッドシステムを搭載させることができる。
ヴィッツとほとんど変わらないボディサイズは車両重量1100kg前後とされる。
出力はエンジンが77ps、電気モーターが68psで、このあたりの出力性能もNHW20型プリウスを踏襲。
プリウスCはNHW20型プリウス比で150kg以上の軽量化となるので、加速のキビキビ感はさらに増すことになる。

プリウスCの積載能力はデメリットになるのか?

プリウスCに採用されるバッテリーはニッケル水素電池となり、これもNHW20型プリウスと共通になる。
より小型化できるリチウムイオン電池の採用が理想ではあるが、コストアップを考えると難しいだろう。
ヴィッツサイズの小柄なボディに大型のニッケル水素バッテリーを積み込むことになれば、積載能力やシートアレンジが犠牲ならないのか疑問に感じる。
このあたりの工夫をどのようにしてくるかも楽しみだ。

今後のプリウスCのデビュースケジュールは、2011/12/3~2011/12/11の東京モーターショーで市販モデルの公開、さらに12月下旬には一般発売を開始の予定。
このプリウスCは、超人気車種になることは間違い無いので、納車待ちが長期化することを考えたほうがいい。
購入を希望するユーザーは早めにトヨタディーラーに問い合わせておこう。

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