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次期カローラはフルモデルチェンジでハイブリッドが追加
現行の10代目となるE140/150型カローラは、2006年のデビューから来年で6年目となり、次期モデルへのフルモデルチェンジが計画されている。
そして、このカローラにも遂にハイブリッドエンジンを搭載したグレードが登場することになる。
カローラは、かつて日本で最も売れた車種であったが、セダン離れやコンパクトカーへのダウンサイジング、あるいはハイブリッドカーブームで、販売台数は減少。
それでも法人需要をバックグラウンドに持ち、国内だけでも毎月5000台レベルの販売を維持している。
新型カローラにハイブリッドバージョンが追加されることにより、再びカローラが販売台数首位になる可能性も出てきた。
次期カローラはプリウスと共通のハイブリッドシステムが採用される
カローラに採用されるハイブリッドシステムは、現行プリウスに搭載されている1.8LのTHSⅡになる見込みだ。
カローラの車格とボディサイズを考えれば、ややオーバースペック気味にも感じるが、ハイブリッドの設定が上級グレードのカローラのみにラインアップされるとすれば妥当なところか。
燃費性能は現行プリウスとほぼ同じ、10・15モードで38km/L程度となる見込み。
ボディサイズが近く車両重量も同程度ということを考えれば、プリウスと大差はないはずだ。
気になるのはバッテリーの種類と搭載位置がどうなるか。
カローラクラスということを考えると、来年2012年の時点でリチウムイオン電池の採用は贅沢過ぎる。
コスト重視でニッケル水素電池の採用が適当と考える。
となると、バッテリー搭載位置は後席とトランクルームの間か。
この位置でバッテリーを積載すると、どうしてもトランクスルー機構の弊害になってしまう。
新型カムリの例であったような、トランクスルーの開口面積が小さくなることは、カローラでは許されないだろう。
このあたりの工夫がどのようにされるのかが、今後の注目ポイントになってくる。