トヨタ・パッソ、ダイハツ・ブーンが2016年春フルモデルチェンジ計画

トヨタ

パッソがフルモデルチェンジで直噴化、ブーンとの姉妹モデル関係も継続

トヨタのリッターカー、パッソのフルモデルチェンジが2016年春に実施される見込みとなった。

(写真は現行パッソ)
パッソ 2010

現行パッソは2010年から販売される2代目モデル。トヨタと提携するダイハツで生産され、ダイハツ・ブーンとOEM車の関係にある。

(写真は現行ダイハツ・ブーン)
ブーン

フルモデルチェンジ後の次期モデルについても、パッソとブーンの2ブランド体制で販売される見込み。これに向けた準備が両社で進められている。

次期パッソ、ブーンはパワートレインが一新される計画となっている。現行の1.0L 直3エンジンをベースに直噴化が施され、燃焼効率の向上が盛り込まれる。

またアイドリングストップシステムについては減速時にエンジン停止する最新型が導入される。新型パワートレインと一体化され、標準装備となることが予想される。

パッソ、ブーンの対抗モデルは軽自動車クラス、新型ラパン、新型ミラココアがライバル

(写真は三菱・ミラージュ)
ミラージュ2012 ホワイト

対抗モデルとしては、三菱・ミラージュに1.0Lモデルがあり、ライバル関係は次期モデルでも続くことになるだろう。ただしミラージュは不人気車で月販数百台規模のモデルとなっている。パッソは月販3000台から4000台規模で推移しており、その差には大きな開きがある。

(写真はスズキ新型ラパン)
アルトラパン ツートーンカラー

ユーザー目線でのライバルは、すぐ下の軽自動車クラスというのが実際のところで、税制上で不利な1.0Lクラス車が押されている状況となっている。特に女性オーナーの多いパッソ、ブーンでは、2015年6月にフルモデルチェンジしたばかりのスズキ・ラパン、2015年内のフルモデルチェンジが予想されるダイハツ・ミラココアと比較されるケースが増えそうだ。

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