トヨタ・パッソが4月14日マイナーチェンジ、JC08モード燃費27.6km/Lを達成

トヨタ

2代目パッソが後期モデルへマイナーモデルチェンジ、JC08モード燃費大幅向上

パッソのマイナーモデルチェンジが2014年4月14日に予定されている。
今回のマイナーモデルチェンジで2010年から販売がスタートした2代目パッソは後期モデルへ移行することになる。

(写真は現行パッソ)
トヨタ パッソ 2010

パッソ後期モデルで注目されているのが、新開発3気筒1.0Lガソリンエンジンの採用である。JC08モード燃費は現行の21.2km/Lから27.6km/Lへ大幅に向上し、ハイブリッドを除く登録車で最高の燃費性能となる。

この新開発エンジンは高圧縮比タイプになるとされていたが、その数値は11.5。現行エンジンの圧縮比11.0と比較してもわずかな上昇に留まった。この新開発エンジンはトヨタ版スカイアクティブとも期待されていたが、燃費性能向上の主因は高い圧縮比には無さそうだ。

ちなみにマツダ・デミオに搭載されるスカイアクティブ-G 1.3の圧縮比は14である。

(写真はスカイアクティブ-G 1.3搭載のデミオ)
デミオ

パッソ後期モデルの燃費性能の向上は、フリクション低減、CVTオイルウォーマーの改良、停車前アイドリングストップの装備などにより実現したとされる。

新型パッソ、同クラス車で燃費性能ナンバーワンながらも実質的な値上げでユーザー負担増

パッソ後期モデルは燃費性能の大幅向上が盛り込まれ、減税対象グレードが拡大される。消費税が増税されたばかりであるが、ユーザー負担をなるべく小さくすることで購買意欲を維持したい意図がみられる。特に先述の新開発1.0Lエンジン搭載のFFモデルは、エコカー減税100%の免税対象車となる見込みだ。

パッソ 2010

一方で、燃費性能向上のためのコストアップは車両価格の値上げで反映される見込み。トータルでは概ね数万円程度のユーザー負担増となりそうだ。

姉妹車のダイハツ・ブーンも同様の改変となる。

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