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次期カムリがハイブリッド専用車としてデビュー、発売日は9月
現行8代目のカムリが今年2011年9月にもフルモデルチェンジされる見込み。
ハイブリッド専用車となる予定だ。
ハイブリッドシステムは2.5LのTHSⅡ
新開発された2.5Lエンジンとモーターとの組み合わせによるハイブリッドシステムが搭載される。
この新型ハイブリッドエンジンはトヨタ車の中でも次期カムリで始めての採用となる。
次期カムリ、SAIとの違いを比較
同じハイブリッドFFセダンのSAIと比較してみる。
新型カムリはエンジン排気量が+100ccアップしており、わずかなトルクアップがされる。ただし、電気モーターとニッケル水素バッテリーは、SAIと変わらずで、大幅な変更は無い。
エンジン+モーターの出力合計と車両重量を比較すると、SAIが190psと1570kg、新型カムリが206psと1540kg。動力性能は新型カムリの方が有利なのはわかるが、大きな差ではない。
新型の2AR型2.5Lエンジンはアトキンソンサイクルと排ガス再循環システムのクールEGRが採用され、従来型の2AZ型2.4Lの後継となる。まずは新型カムリから搭載され、SAI等の2.4Lハイブリッドエンジンが使われている車種への展開が予定されている。
新型カムリの10・15モード燃費は26.5km/Lになるとされている。SAIの23.0km/Lと比較しても進化していることがわかる。
使い勝手のいいトランクルームが特徴
新型カムリのトランクルームの容量は440Lとなり、現行8代目カムリの504Lよりも縮小される。
これはハイブリッド関連設備が組み込まれることが原因となっている。
非ハイブリッド車と比較すれば、ボディサイズの割には小さなトランクルームと言わざるを得ない。
ただし、SAIと比較すれば、進化している部分もある。
SAIでは後席の後に設置してあったDC-DCコンバーターだが、新型カムリではこれを縮小しエンジンルームへ移動させることに成功している。
このことにより、新型カムリはハイブリッドセダンとしてはトランクルーム容量に余裕ができたほか、トランクスルー機構を採用することができた。
後席は6:4分割で折りたたむことができるので、長尺物の積載が可能になったのはSAIに対してアドバンテージになる。
ボディの大型化と後席の居住性アップ
新型カムリは後席のスペースが拡大する。
現行カムリ比で座席位置で+15mm拡大されるほかフロントシートの形状改善が加わり、ニースペースは+46mm拡大することになった。
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