3代目新型アベンシスXi(トヨタ)がデビュー

トヨタ

新型アベンシスXi、日本へはワゴンタイプのみ導入

トヨタ アベンシスは、2008年にラインアップから姿を消し販売中止となっていたが、欧州市場ではその後も販売が続き、2009年にフルモデルチェンジして3代目となっていた。
今回はその3代目のアベンシスワゴンが日本市場にデビューすることになった。

生産は2代目と同じくトヨタの英国工場で生産される。
欧州市場では、エンジン排気量は2.0Lだけでなく1.8L、1.6Lとラインアップされ、ディーゼルエンジンを採用したグレードも存在し、多様なモデルが存在するが、日本に導入されるのは2.0Lの3ZR-FAEガソリンエンジンのみ。これにはトヨタ最新のバルブマチック技術も盛り込まれている。これに組み合わされるトランスミッションはSuper CVT-iとなる。
欧州仕様の多様なグレードからもわかるように、ヨーロッパでは大きな荷室を持つ大衆ワゴン車というイメージが強い。
ただし、日本市場では上級グレードのみの導入。欧州車の洗練された走りとプレミアム感を前面に出したやや上級車的な位置付けで、車両価格は250万円からとなっている。

中でもアウトバーンや石畳での走行を想定してセッティングされたサスペンション性能による乗り味は、純国産車では味わえない欧州車そのもののティストになっている。
これが、メンテナンスの大変な欧州ブランド車ではなく、トヨタ車のイージーなメンテナンスで乗れる所にこの車の価値がある。

CVTは7速シーケンシャルシフトマチックが付いており、パドルシフトを使ったスポーティーな走行も可能。
JC08モード燃費は13.6km/L。このクラスの車としてはCVTが採用されている分だけ燃費性能は良好と言えるだろう。

ボディサイズが大きいのが難点

新型アベンシスのボディサイズは全長4765×全幅1810×全高1480、ホイールベース2700、車両重量1470kgとなっている。
180cmオーバーの全幅と4.8m近い全長は日本ではかなり大きく感じる。このあたりが実際に所有するにあたってのネックになりそうだ。
車両重量は何とか1.5t未満に抑えられており、日本でも所有しやすくなっている。

欧州車的なしっかりしたシート

硬さがありホールド感が高いシートは長距離長時間のドライブでも疲れにくく評価が高い。
左右、前後ともに余裕のディメンションで、ゆったりリラックスでき室内には上質感がある。

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