bBが今秋フルモデルチェンジ、トヨタとダイハツのコンパクトワゴン一新
トヨタのコンパクトワゴン車にようやく新型車投入の動きが出てきた。トヨタ・bBと姉妹車のダイハツ・クーの後継モデルに位置づけられ2016年秋にも発売される見込みとなっている。
次期bBは新型パッソをベースに開発される、直3 1.0Lターボエンジン搭載
トヨタがダイハツを完全子会社するという方針を打ち出したのは2016年1月であった。以前から構築されてきた車両提供によるOEMの関係はより強固となり、今月発売されたトヨタ・パッソおよびダイハツ・ブーンにおいてもダイハツ生産による車両提供が継続されている。
そして次の展開となるのが、パッソとブーンのプラットフォームをベースに開発されるコンパクトトールワゴン車。つまり次期bB、次期クーということになる。
クーは2013年に販売を打ち切られており、bBについても近々販売終了となる見込み。秋のニューモデル発売までラインアップに穴を開けることになるが、フルモデルチェンジに向けた在庫一掃が始まりつつある。
bB後継モデルに搭載されるのは、新開発の直3 1.0Lガソリンターボエンジンとなる見込み。低価格なエントリーモデルとして1.0L NAガソリンエンジンの設定も予想される。
ハイブリッド人気の日本市場ではダウンサイジングターボが売れない。ただし、トヨタが本腰を入れて販売することになれば状況は変わるかもしれない。
また、これまで同クラスのコンパクトワゴンではトヨタ生産のラクティスがあったが、これは車種統合で廃止となり、ダイハツ生産の新型車に統一されることになる。