トヨタ アクアが実質値下げで商品力強化、セーフティセンスが進化

トヨタ

アクアが一部改良、エクステリアおよびインテリアは変わらず

トヨタはアクアの一部改良を実施し、2018年4月3日から販売を開始した。

(写真は新型アクア 特別仕様車 S“Style Black”)
アクア 特別仕様車

アクアは昨年2017年に後期型へのマイナーチェンジが行われたばかり。今回の一部改良では安全運転支援システムが進化する。

従来型の「セーフティセンスC」は、単に「セーフティセンス」と名称が変わり、歩行者認識機能が追加される。性能アップながらも、セーフティセンス自体の価格は実質的には1万円程度の値下げとなる。新型セーフティセンスはGグレード以上とCrossoverに標準装備されるほか、下位グレードにもオプション設定装備可能。

安全運転支援システムではこのほかに、駐車場でのアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の防止および被害軽減を目的としたインテリジェントクリアランスソナーが2万8080円でオプション設定が可能となる。

インテリジェントクリアランスソナー

車両価格は、Lグレードが178万5240円、Sグレードが188万6760円、S“Style Black”が197万9640円、Gグレードが205万2000円、Crossoverが205万2000円、G“GR SPORT”が232万2000円など。

アクアはモデル末期ながらも販売が好調、旧式THSⅡもまだまだ使える

アクアは発売から6年が経過したモデル末期車種である。しかしながら2017年度の国内販売台数は12万8899台を記録し、車名別販売ランキングでも3位と好調である。2位には同じBセグメントコンパクトカーの日産・ノートが13万1119台となっているが、これはハイブリッド仕様のe-POWERとコンベンショナルエンジン仕様との合算である。

(写真はヴィッツハイブリッド)
ヴィッツハイブリッド

さらにトヨタは、ヴィッツにハイブリッド仕様を2017年1月に追加しており、これも昨年度は8万6214台の販売実績となった。アクアもヴィッツハイブリッドも旧式のTHSⅡであるが、性能面、販売面でまだまだクラスをリードする存在である。

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