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カローラハッチバック日本仕様が2018年6月に発売日を迎える見込み
トヨタでは12代目となる新型カローラへ向けたフルモデルチェンジの動きが本格化している。まずは、3月のジュネーブモーターショー2018で欧州オーリスがフルモデルチェンジ発表され、その北米仕様であるカローラハッチバックもニューヨーク国際オートショー2018で披露された。ボディタイプのなかでも5ドアハッチバックが先行しており、日本仕様は2018年6月に発売日を迎え、カローラハッチバックの車名で導入されることになる。
アクシオとフィールダーは2019年秋の登場、カローラハッチバックGT-FOURも計画
そして、セダンのアクシオ、ステーションワゴンのフィールダーも2019年秋頃にフルモデルチェンジを受け新型に切り替わる。アクシオについては、全幅1.7m未満の5ナンバーボディが継続される見込み。ただし、フィールダーの後継モデルについては、カローラハッチバックと同じく全幅がグローバルサイズに拡大され、3ナンバーボディとなる見込み。これまで欧州販売されてきたオーリス ツーリングスポーツの後継に相当するモデルが、日本ではカローラ シリーズとして販売されることになるだろう。
さらに、スポーツ志向の強いモデルも計画されている。カローラハッチバックの車体をベースに、新開発の直3 1.6Lガソリンターボエンジンを搭載。駆動方式に4WDを採用したGT-FOURが、1年後の2019年夏頃に発売される見込み。ゴルフRやゴルフGTIを意識したホットハッチモデルに仕上げられる。
今回のカローラのフルモデルチェンジは、かつての国民車復権に向けた大きな動きに見える。ただ国内市場の状況は、軽自動車が席巻し、プリウスやアクアといったハイブリッド専用モデルの人気もまだまだ強く、ミニバンも広大スペースが必要な層から安定の支持を受けている状況である。そんななか、Cセグメント車が国内で販売台数を大幅に伸ばすのは難しい。カローラ再編の動きは、むしろグローバルモデルとの共通化による国内専用設計の縮小が本筋なのだろう。