car-research.jp
自動車リサーチ

新車モデルチェンジ情報、燃費比較とモーターショー

スズキが新型アルトを2013年11月の東京モーターショーで発表する可能性あり

アルトがフルモデルチェンジの可能性、燃費性能トップのミライースへの対抗策

スズキでは次期アルトの開発が最終段階に入っている。その発売時期として2013年内と考える予測も多く、2013年11月に開催される東京モーターショーでは軽自動車燃費ナンバーワンとして新型アルトが発表される可能性がある。

(写真はアルトエコ、東京モーターショー2011)
アルトエコ

新型アルトは燃費性能だけでなくグレードラインアップの充実も期待できる

軽自動車マーケットの二強と言われ続けたスズキとダイハツであるが、近年は特に燃費競争の激しさを増している。その発端となったのがニ年前。2011年の東京モーターショーの開催直前に、スズキが新型アルトエコをミライースを上回る燃費性能で電撃発表したことに遡る。その後、両社の燃費性能を巡ってのせめぎ合いは続き、現在はダイハツのミライースがJC08モード燃費33.4km/Lで軽自動車トップの性能を誇っている。

今回、スズキがその対抗策として打ち出すのではと考えられるのが、アルトのフルモデルチェンジである。現行モデルは2009年の発売から4年の販売期間を経ており、次期モデルへの切り替えが待望される時期に来ている。二年前のミライースへの対抗策はアルトエコという燃費性能に特化した派生車の追加ということで、軽自動車燃費トップは獲得できたもののグレード展開が不十分であったことが弱点となり販売台数はミライースに負けてしまった。今回はアルトシリーズの一新ということであるからグレード展開の充実を図ることも可能というわけだ。

(写真はミライース、JC08モード燃費33.4km/L)
ミライース マイナーモデルチェンジ

新型アルトのJC08モード燃費は、ミライースを上回るということで34~35km/L程度が予想される。盛り込まれる燃費改善策はエネチャージに加えて、高圧縮比エンジンの導入も予想される。

コメントを書くことができます
名前(任意)
コメント

過去記事(2013/07/05)

ミライースが9月のマイナーモデルチェンジで軽自動車燃費ナンバーワンを奪還

ミライース VS アルトエコの燃費競争が再び、JC08モード33km/L超

ダイハツの燃費重視型軽自動車、ミライースが2013年9月にマイナーモデルチェンジを受ける見込みとなった。発売からちょうど2年目ということで、これまで改良されることがなかった燃費性能の大幅向上が期待される。現行ミライースのJC08モード燃費は30.0km/Lであるが、マイナーチェンジ後はライバルのスズキ・アルトエコの33.0km/Lを超える数値になることが求められるだろう。ミライースが再び軽自動車低燃費ナンバーワンに返り咲くことが予想される。
(写真は現行ミライース)
ミライース
ダイハツはミライースを2011年9月にデビューさせた。その直後11月にライバルのスズキは、ミライースのJC08モード燃費を僅かに0.2km/L上回るアルトエコを発表した。その1週間後に東京モーターショーが開催されたのだが、ダイハツは燃費性能ナンバーワンをスズキに奪われた状態でショーを迎えるという苦い経験をしていた。
さて、今回のミライースのマイナーチェンジも2年前と同じタイミングということで、またスズキが後出しで燃費改善を発表してくる可能性もあり、一つの見所となるだろう。
(写真はアルトエコ初期モデル)
アルトエコ

ミライースの販売台数が落ち気味、燃費改良で巻き返しを図る

この2011年の燃費競争で勝利したスズキだが、アルトエコは発売当初、セールス的に勝利することができなかったという反省すべき面もある。アルトエコは軽自動車燃費ナンバーワンとは言え、大急ぎで作ったアルトの派生車に過ぎないのだ。一方でダイハツは、ミライースに廉価グレードの超低価格車を設定するなど、用意周到にラインアップを充実させることができ、販売台数を伸ばすことができた。
その後、スズキはアルトエコの燃費改良を2013年3月に行い、JC08モード燃費は33.0km/Lと更にアドバンテージを大きくした。以降、アルトエコの販売台数が増えてきており、今回のミライースのマイナーチェンジはこの巻き返しを狙ったものと考えられる。

過去記事(2011/11/25)

アルト エコがスズキから発売、ガソリン車で最高の燃費性能

スズキからアルトエコが発売、2011年12月13日

アルトの超低燃費グレードとして、アルトエコがスズキから発売される。
発売日の12月13日を目前にひかえての発表となった。
JC08モード燃費は30.2km/Lを達成。
これまでハイブリッドを除くガソリン車で最高の燃費性能を誇っていたダイハツ・ミライースの30.0km/Lをわずかに性能を上回り、このアルトエコがトップに立つことになる。
ミライースの登場以降、軽自動車の燃費性能では、ダイハツの圧倒的優位さが際立っていたが、アルトエコの登場により状況は変わった。

アルトエコのアイドリングストップは9km/h以下でエンジン停止

最新のアイドリングストップ技術は、車速を減速させて止まりきる前にエンジン停止する制御が主力になりつつある。
ライバルのミライースは、7km/h以下でエンジン停止させることで、燃費性能を高めてきた。
今回のアルトエコは、9km/h以下でエンジン停止。
これにより、ミライースよりもエンジン停止時間を長くさせることに成功している。

また、エンジン周りを中心に軽量化がされたのも燃費性能への寄与が大きい。
アルトエコに採用されるのは、新型MRワゴンから搭載された軽量で燃費性能の高いR06A型を更に進化させたエンジン。
エンジンルームまわりのフレームもこの新型エンジンに合わせて新たに軽量設計している。
副変速機構付CVTは、走行時における回転部品の摩擦を徹底的に減らすことで進化。
タイヤは、転がり抵抗の少ないアルト エコ専用タイヤになるという。

アルトエコのグレード構成

アルトエコは、ECO-Lの\895,000、ECO-Sの\995,000の2グレード構成で販売される。
廉価グレードのECO-Lも、ホイールキャップ、ボディ同色ドアノブなど、個人ユーザー向けの装備を充実させている。
ミライースD(\795,000)のような商用グレード、或いはアルミホイール等を装備した高級グレードはアルトエコには設定されない。
同価格のアルトECO-LとミライースLを比較すれば、ドアミラー未塗装のアルトECO-Lがやや不利に感じる。
アルトECO-SとミライースXでは、ほぼ互角でユーザーの好みの問題となりそうだ。

後席ヘッドレストが無い欠点は、アルトエコ、ミライース共に変わらず。
アルトエコはフロアシフト、ミライースはインパネシフトになる。
ミライースは完全な専用デザインのボディであったが、アルトエコはバンパー形状が専用デザインになる他は基本的に従来のアルトと共通デザインで新しさは無い。

ミライースの燃費性能を超えたことで、今後はアルトエコだけでなくスズキの軽自動車全体への注目も集まる。
そんな中、多くの軽自動車ユーザーにとっての本命は、今後発売されるであろうR06A型エンジンを搭載したワゴンR、「ワゴンRエコ」に相当する車種ではないかと考える。

過去記事(2011/09/14)

次期アルトが早くも計画、ミライースの燃費に対抗

次期アルトは超低燃費&低価格でミライースを超える

ダイハツのミライースが登場するまで、軽自動車燃費No1はスズキのMRワゴン(アイドリングストップ付き)の27.0km/Lであった。
これを大きく凌ぐ10・15モード燃費で32.0km/Lというミライースは驚異的とも言えるが、さらに上回る低燃費車をスズキは計画している。
その車種はどうやら次期アルトとなりそうだ。
アルトは2009年にフルモデルチェンジしてまだ2年しか経っておらず、これまでのモデルサイクルが5~6年程度であったことを考えると、ミライースを超える次期アルトの登場は2014年あたりになるのか。
まだ3年も先ということで、詳細は決まっていないが、早くも2011年12月の東京モーターショーで次期アルトのコンセプトモデルが発表される可能性も高い。

これまでスズキは売れ筋の軽ワゴン車を中心に技術開発を先行してきた経緯があり、アルトは低価格指向のクルマとして、コストアップになる最新の燃費向上技術の採用が見送られるケースが多くあった。
ところがミライースの登場で、アルトのような低価格車種でも最高の燃費性能が求められる状況になってしまっている。
今後の商品開発に期待したいところだ。

次期アルトには高圧縮比エンジンの開発を期待する

現行アルトは2WD,CVTの10・15モード燃費は24.5km/L。
これにアイドリングストップを装備させたとして約27km/Lとざっくり見積もってみても、ミライースの32.0km/Lを超えるのは簡単ではない。
現行アルトの車両重量は5MTモデルで710kg。これ以上の軽量化も容易ではないはず。
こうなると、残るは高圧縮比エンジンの開発しかない。
そこで気になるのが、スズキの軽自動車のOEM供給を受けているマツダの存在。
マツダは軽自動車の生産から撤退しており、現在マツダで売られているAZ-ワゴンなどの軽自動車はスズキが生産したものだ。
特に現行のマツダ・キャロルは現行アルトそのもので、提携関係がこのまま続けば、次期アルト=次期キャロルということになる。
いくらOEM関係あるとはいえ、スズキの軽自動車の開発にマツダが口出しするようなことは現実として難しいかもしれないが、スカイアクティブデミオで実績のあるマツダと共同開発した高圧縮比の軽自動車用エンジンのようなものが製品化できれば、次期アルトはすごいものになりそうだ。