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ワゴンR S-エネチャージ発売、ハイブリッドの名称は使わず
スズキはワゴンRの追加モデルの投入を2015年8月25日に計画している。これは軽自動車初のハイブリッドシステムを採用するモデルになると考えられていた。しかし、与えられたモデル名は「ワゴンR S-エネチャージ」ということで、ハイブリッドの名称が使われない。
新型ワゴンR S-エネチャージのJC08モード燃費は32.4km/Lとなる。同クラスのライバル車に対して頭一つ抜けた燃費性能となっているわけだが、そのテクノロジーの中身はこれまでマイルドハイブリッドと呼ばれていた類のシステムとなっている。
(写真はライバルのダイハツ・ムーヴ、JC08モード燃費は29.0km/L)
ワゴンRは前回2012年のフルモデルチェンジでエネチャージと名付けられた電気エネルギー回生システムを標準装備している。新型のS-エネチャージでは、さらに発電量が約30%増やされ、加速時のモーターアシストが加わる。このモーターアシストは、最大で6秒間としていることから、大容量の駆動用バッテリーは装備されないことになる。日産がセレナ Sハイブリッドとして市販化しているマイルドハイブリッドに近いシステムと言えるだろう。
ワゴンRはフルモデルチェンジからまだ2年しか経っていないことから、これら以外の基本設計やエクステリアデザインの大きな変化は無いと予想される。ただし、横桟3本の現行グリルは、S-エネチャージでは横桟2本タイプとなる。グリル左右にはブルーのアクセントが新たに入れられ、ハイブリッドカーを連想させるものへと変わる。
新型ワゴンRに追加されるのは上級のS-エネチャージだけでなく、廉価グレードもあり
現行のFX、FXリミテッドと2グレード体制は見直され、FZとしてS-エネチャージ、従来型のFX、そして新たな廉価グレードとしてエネチャージを搭載しないFAがラインアップされた3グレード体制で販売されることになる。
なお、スティングレーには廉価グレードは設定されず、S-エネチャージとエネチャージの2グレードになると予想される。
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