現行型N-ONEは、2020年11月にフルモデルチェンジされた2代目モデルで、販売期間4年を迎えようとしています。しかし、マイナーチェンジに関する情報はまだありません。
近年のホンダ車は、モデル中期にしっかりとフェイスリフトを行う傾向があります。しかし、N-ONEに関しては、初代モデルからフルモデルチェンジにおいても、エクステリアデザインのコンセプトに大きな変化が見られませんでした。
現行型は2022年に一部改良が行われましたが、その内容はボディカラー変更や、特別仕様車「STYLE+ URBAN」の設定といった小規模なものに留まりました。その後、2023年7月と2024年7月に、商品改良を伴わない値上げが2度実施されています。こういったことからも、しばらくは商品改良の実施が見込めない状況となっています。
一方で、2023年4月の「ビジネスアップデート」では、N-ONEに関する注目すべき発表がありました。ホンダは他の国内メーカーに比べて、BEVおよびFCEVの電動化戦略を積極的に進めています。特に乗用タイプの軽自動車BEVでは、N-ONEをベースとしたモデルが最初に市販化される予定で、2025年の発売が予告されています。
まだ、具体的な情報は出ていませんが、このBEV仕様の発売に合わせて、ガソリン仕様の改良も期待されています。
これまでホンダのBEVとしては、「Honda e」が国内で販売されてきたが、2024年1月を以て生産が終了しました。国内向けBEVは軽自動車セグメントに後継の新型車が設定されます。まずは、2024年春に軽商用EVとして「N-VAN e:」が発売される予定です。その後に続いて、「N-ONE BEV(仮称)」が発売される計画です。
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N-ONE BEV仕様 2025年発売予告、ホンダも乗用軽自動車EVを国内発売予定
ホンダは、N-ONEベースの軽自動車BEVの発売を2025年に予定していることを、2023年04月26日の「ビジネスアップデート ~電動化を含む企業変革に向けた取り組みについて~」で発表した。
今回発表された「N-ONE」ベースのBEVは、乗用タイプの軽自動車として初となる。
乗用軽自動車の新世代BEVについては、2022年に日産「サクラ」、三菱「eKクロスEV」が、他ブランドに先行して販売している状況となっていた。
さらに、ホンダの「2023 ビジネスアップデート」では、2026年にSUVタイプを含む小型EV2機種の発売計画が発表された。
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N-ONEが値上げ、2023年7月
ホンダは、プレミアム軽自動車「N-ONE」の値上げを2023年7月27日に実施した。値上がり幅は、全グレード一律 ¥62,700となった。
タイプ | エンジン | 駆動方式 | トランス ミッション | 現行価格(円)消費税10%込み | 新価格(円)消費税10%込み |
Original | 660cc DOHC | FF | CVT | 1,599,400 | 1,662,100 |
4WD | 1,732,500 | 1,795,200 | |||
Premium | FF | 1,779,800 | 1,842,500 | ||
4WD | 1,912,900 | 1,975,600 | |||
Premium Tourer | 660cc DOHC ターボ | FF | 1,889,800 | 1,952,500 | |
4WD | 2,022,900 | 2,085,600 | |||
RS | FF | 6MT | 1,999,800 | 2,062,500 | |
STYLE+ URBAN | 660cc DOHC | FF | CVT | 1,679,700 | 1,742,400 |
4WD | 1,812,800 | 1,875,500 |
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N-ONEに一部改良の実施と特別仕様車「STYLE+ URBAN」を設定、2022年8月
現行N-ONEは2020年11月フルモデルチェンジ発売された2代目モデルが販売中となっている。2022年8月25日に初めての一部改良が実施され発売となった。さらに、Nシリーズ誕生10周年を機にスタートした新ブランド「N STYLE+(エヌ スタイルプラス)」より、特別仕様車「STYLE+ URBAN(スタイルプラス アーバン)が発売された。
特別仕様車「STYLE+ URBAN」
特別仕様車「STYLE+ URBAN」は、Originalタイプをベースに専用装備が施されたモデルとなる。
「N STYLE+」シリーズは、ほかの人とは一味違う個性あるデザインを目指し、さまざまなNの世界観を提案するブランドで、本モデルはシリーズ第二弾となる。”URBAN”というコンセプトのもと、都会的で洗練された、シックなデザインが追求された。エクステリアには、高級感のあるクロームメッキの加飾を施したフロントグリルや、ブラックで引き締めたライセンスガーニッシュとサイドモールを、インテリアにはウッド調のインパネガーニッシュや、落ち着いた配色のシートとフロントドアアームレストを採用するなど、大人のためのスタイリッシュな世界観が演出された。さらに運転席・助手席にはシートヒーターを備え、より快適で心地よい、いつまでもクルマとともに過ごしたくなる空間に仕上げられた。
Premiumではフォグライトガーニッシュモールやヘッドライトなどの加飾部分を、RSではステアリングやシフトレバー周辺のカラーリングを、それぞれ落ち着いたダーク調とし、より上質なデザインとなった。
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ボディカラー
N-ONE Original
- フレームレッド
- プラチナホワイト・パール
- プレミアムサンライトホワイト・パール
- プレミアムアイボリー・パールⅡ
- メテオロイドグレー・メタリック
- フィヨルドミスト・パール
- フレームレッド&ブラック(2トーンカラー)
- プラチナホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)
- メテオロイドグレー・メタリック&ブラック(2トーンカラー)
- プレミアムアイボリー・パールⅡ&ブラック(2トーンカラー)
- フィヨルドミスト・パール&ブラック(2トーンカラー)
N-ONE Premium/Premium Tourer
- プラチナホワイト・パール
- ミッドナイトブルービーム・メタリック
- ブリティッシュグリーン・パール
- プレミアムサンライトホワイト・パール
- プレミアムアイボリー・パールⅡ
- メテオロイドグレー・メタリック
- プラチナホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)
- ミッドナイトブルービーム・メタリック&ブラック(2トーンカラー)
- ブリティッシュグリーン・パール&ブラック(2トーンカラー)
- プレミアムアイボリー・パールⅡ&ブラック(2トーンカラー)
- メテオロイドグレー・メタリック&ブラック(2トーンカラー)
N-ONE RS
- クリスタルブラック・パール
- フレームレッド&ブラック(2トーンカラー)
- プラチナホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)
- ブリティッシュグリーン・パール&ブラック(2トーンカラー)
- プレミアムイエロー・パールⅡ&ブラック(2トーンカラー)
- メテオロイドグレー・メタリック&ブラック(2トーンカラー)
N-ONE Original 特別仕様車 STYLE+ URBAN
- ガーデングリーン・メタリック
- プラチナホワイト・パール
- メテオロイドグレー・メタリック
- プレミアムアイボリー・パールⅡ
- フレームレッド
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N-ONEカスタマイズ「K-CLIMB」画像、2021年はフルモデルチェンジ直後なのに売れなかった
ホンダは東京オートサロン2022で、「K-CLIMB」を出展した。
ホンダの軽自動車「N-ONE」は、2020年11月のフルモデルチェンジで2代目モデルに切り替わっている。「K-CLIMB」は「N-ONE」をベースにカスタマイズを加えたコンセプトカーで、ヒルクライムレースのために機敏さを極めたモデルとなっている。
ヒルクライムレースは、コーナーが連続する山道を全速力で駆け上がり、速さを競う。レースを左右する要素のひとつはコーナリングの速度であり、車両、特に足回りには、果敢にコーナーを攻めることができるコーナリング時の安定感が求められる。
K-CLIMBの足回りは、勾配を伴うコーナーでの安定性を磨く専用チューニングを施した車高・減衰調整式ダンパーに換装され、タイヤは前後ともYOKOHAMA ADVAN FLEVAの165/55R15タイヤが装着される。ホイールは初代N-ONE Modulo X用の15×5.0Jのアルミホイールの採用となった。
さらに、軽量化のためにもこだわりのパーツが奢られる。グリルと前後バンパー、フードを、カーボン繊維と樹脂の複合材であるCFRP製パーツに換装。フードのみノーマルと同じ形状で、それ以外は空力にも配慮した専用デザインとしている。
空力の点でいえば、テールゲートスポイラーも専用に開発されており、今後、実走を重ねて空力を確認しながら形状を改良していく予定となっている。また、ホイールインセットを変更することで、よりワイドなスタンスとなった。それに伴い、専用にデザインしたオーバフェンダーが装着されている。
「K-CLIMB」は丸目のコンパクトボディーでターボエンジンが生み出す痛快な走りが特徴となっている。1983年に発売されたシティ・ターボⅡ、通称「ブルドッグ」のオマージュとなっており、アッパーグリルの開口形状やHマークの配置は左右非対称にデザインされている。
このほか、リアバンパーに合わせたデュアルセンター出しのエクゾーストシステム(ワンオフ)、6点式ロールバーが装備される。
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N-ONEは新型2代目モデルで最後か、次期型フルモデルチェンジの可能性は
ホンダでは軽自動車セグメントの車種整理が進められており、S660は2022年3月に生産終了予定。アクティは2021年4月に生産・販売を終了させており、軽トラック事業から撤退している。
そんななか「N-」で始まる新世代プラットフォームの車種に限り継続していくのが、ホンダの軽自動車事業の方針となっている。
ただし、フルモデルチェンジしたばかりの新型N-ONEの2021年販売台数はわずかに、20,930台という結果であった。(ちなみにN-BOXは、188,940台。)スライドドア装備のトールワゴンボディの軽自動車が人気となる中、これ以外のボディタイプの軽自動車の需要は減っている。N-ONEの販売実績だけを見ると、次期型へのフルモデルチェンジが実施されるのかは疑わしい。
初代N-ONEから二代目モデルへのモデルサイクルは8年であったが、このペースが守られるなら次のフルモデルチェンジ時期は2028年ということになる。一方で、ホンダは2024年に軽自動車EVの発売を予告している。N-ONEの「プレミアム軽」というポジションは、この新型軽EVにチェンジされる可能性も考えられる。
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ホンダのプレミアム軽、N-ONE2代目モデル
N-ONEに第二世代Nシリーズプラットフォームを導入
N-ONEシリーズは、2012年から販売が始まったモデル。当時の国内市場では、登録車から軽自動車へ乗り換える、ダウンサイジングのトレンドの最中であった。ホンダはその流れに乗るべく、軽自動車Nシリーズ向け新開発プラットフォーム採用の新型車を続けざまに市場導入していく過程にあった。
そのNシリーズ向けプラットフォームも既に第二世代に切り替わっている。2017年ではN-BOX、2019年ではN-WGNにおいて、切り替えが済まされており、N-ONEへの導入が待望される段階にあった。
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エクステリアはキープコンセプト
新型N-ONEのエクステリアは、キープコンセプト過ぎて先代型との違いがひと目でわからない。かつてフルモデルチェンジで、これほど外観が変わらないモデルがあっただろうか。
比較のため初代モデルの画像も貼っておく。見比べれば、多少の違いが判別できる。ヘッドランプとフロントグリルの分離感が強まり、新型は直線的なイメージとなった。むしろグリル周りは曲線的な初代モデルのほうが近未来的で新しく感じるかもしれない。
こちらは2020年1月に東京オートサロンで出品されたN-ONE CAFE RACER CONCEPT。「ほぼ次期型N-ONE RSそのもの」という触れ込みながらも、「エクステリアは従来型流用で未公開なんだな」という印象であった。
新型N-ONEが発売されて、本当に同じ顔付きとなった。
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N-ONEの消費税込み車両価格は、159万9400円から
あくまでプレミアム軽という位置づけのため、車両価格をN-WGNなんかと比較してしまうと高く感じる。販売計画は月間2000台と控えめに設定されている。
目玉は6MT+ターボの組み合わせのRSとなる。上で紹介したCAFE RACER CONCEPTを市販化させたモデルということになる。
タイプ エンジン 駆動方式 トランス
ミッション消費税
10%込み消費税抜き Original 660cc
DOHCFF CVT 1,599,400円 1,454,000円 4WD 1,732,500円 1,575,000円 Premium FF 1,779,800円 1,618,000円 4WD 1,912,900円 1,739,000円 Premium Tourer 660cc
DOHC
ターボFF 1,889,800円 1,718,000円 4WD 2,022,900円 1,839,000円 RS FF 1,999,800円 1,818,000円
安全運転支援システムのホンダセンシングは標準装備
ホンダセンシングは標準装備となるが、6MT車は機能が限定的となるため注意が必要。
6MT車のACCは渋滞追従には対応しないが、通常ACCは採用され、LKASも装備される。
CVT車は誤発進抑制機能、渋滞追従機能付ACC、後方誤発進抑制機能が備わる。
N-ONEに搭載するHonda SENSINGの機能
*サポカーS<ワイド>に該当
①衝突軽減ブレーキ<CMBS>
②誤発進抑制機能※6
③歩行者事故低減ステアリング
④先行車発進お知らせ機能
⑤標識認識機能
⑥路外逸脱抑制機能
⑦渋滞追従機能付※6ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>
⑧LKAS<車線維持支援システム>
⑨後方誤発進抑制機能※6
⑩オートハイビーム※6 CVT車のみの設定
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N-ONE モデルチェンジ BEV追加 まとめ
まとめ更新日: 2024/08/27
- 2025年にN-ONEベースの軽自動車BEV発売を予告
- ホンダの乗用タイプの軽自動車BEVとして初となる予定
- 2023年7月27日より+62,700円の値上げ
- 2024年7月4日より「Original」と特別仕様車「STYLE +URBAN」は+72,600円、「Premium」と「Premium Tourer」は+88,000円、「RS」は+97,900円の値上げ