ホンダのプレミアム軽、N-ONEが2代目に
ホンダは新型N-ONEを本日2020年11月20日に発売した。
N-ONEは今回のフルモデルチェンジにより2代目モデルとなる。
N-ONEに第二世代Nシリーズプラットフォームを導入
N-ONEシリーズは、2012年から販売が始まったモデル。当時の国内市場では、登録車から軽自動車へ乗り換える、ダウンサイジングのトレンドの最中であった。ホンダはその流れに乗るべく、軽自動車Nシリーズ向け新開発プラットフォーム採用の新型車を続けざまに市場導入していく過程にあった。
そのNシリーズ向けプラットフォームも既に第二世代に切り替わっている。2017年ではN-BOX、2019年ではN-WGNにおいて、切り替えが済まされており、N-ONEへの導入が待望される段階にあった。
エクステリアはキープコンセプト
新型N-ONEのエクステリアは、キープコンセプト過ぎて先代型との違いがひと目でわからない。かつてフルモデルチェンジで、これほど外観が変わらないモデルがあっただろうか。
比較のため初代モデルの画像も貼っておく。見比べれば、多少の違いが判別できる。ヘッドランプとフロントグリルの分離感が強まり、新型は直線的なイメージとなった。むしろグリル周りは曲線的な初代モデルのほうが近未来的で新しく感じるかもしれない。
こちらは2020年1月に東京オートサロンで出品されたN-ONE CAFE RACER CONCEPT。「ほぼ次期型N-ONE RSそのもの」という触れ込みながらも、「エクステリアは従来型流用で未公開なんだな」という印象であった。
新型N-ONEが発売されて、本当に同じ顔付きとなった。
N-ONEの消費税込み車両価格は、159万9400円から
あくまでプレミアム軽という位置づけのため、車両価格をN-WGNなんかと比較してしまうと高く感じる。販売計画は月間2000台と控えめに設定されている。
目玉は6MT+ターボの組み合わせのRSとなる。上で紹介したCAFE RACER CONCEPTを市販化させたモデルということになる。
タイプ エンジン 駆動方式 トランス
ミッション消費税
10%込み消費税抜き Original 660cc
DOHCFF CVT 1,599,400円 1,454,000円 4WD 1,732,500円 1,575,000円 Premium FF 1,779,800円 1,618,000円 4WD 1,912,900円 1,739,000円 Premium Tourer 660cc
DOHC
ターボFF 1,889,800円 1,718,000円 4WD 2,022,900円 1,839,000円 RS FF 1,999,800円 1,818,000円
安全運転支援システムのホンダセンシングは標準装備
ホンダセンシングは標準装備となるが、6MT車は機能が限定的となるため注意が必要。
6MT車のACCは渋滞追従には対応しないが、通常ACCは採用され、LKASも装備される。
CVT車は誤発進抑制機能、渋滞追従機能付ACC、後方誤発進抑制機能が備わる。
N-ONEに搭載するHonda SENSINGの機能
*サポカーS<ワイド>に該当
①衝突軽減ブレーキ<CMBS>
②誤発進抑制機能※6
③歩行者事故低減ステアリング
④先行車発進お知らせ機能
⑤標識認識機能
⑥路外逸脱抑制機能
⑦渋滞追従機能付※6ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>
⑧LKAS<車線維持支援システム>
⑨後方誤発進抑制機能※6
⑩オートハイビーム※6 CVT車のみの設定