新型インプレッサ、セダンのG4、ハッチバックのSPORTが来月デビュー

スバル

インプレッサが立派になってフルモデルチェンジ

スバルのインプレッサがフルモデルチェンジする。
ホイールベースは従来より延長され、旧レガシィ並の車格に成長する。
一回り立派になったインプレッサ、なんとベースグレードは148万円からという価格設定だから驚きだ。

これまでインプレッサは1.5Lエンジンを主力としていたが、今回のモデルチェンジで1.6Lに排気量をアップ。
わずかに1.5Lをオーバーしてしまったことで、日本では自動車税が上がってしまう。
海外市場メインで、販売していくつもりなのだろう。
ダウンサイジングが流行の中、排気量アップに踏み切ったものの、燃費は大幅に良くなる。
10・15モード燃費は、1.6Lエンジンが20.0km/L、2.0Lエンジンでは18.2km/Lを達成しており、これまで燃費が悪いとされてきた水平対向エンジンでこの数値を叩き出したのは評価に値するだろう。
この新型インプレッサは東京モーターショーの一般公開日前の11/30に正式発表される見込みだ。

新型インプレッサのボディタイプはG4とSPORTの2タイプ

新型インプレッサもこれまで通り、セダンとハッチバックの2つのボディタイプが設定される。
セダンがG4、ハッチバックがSPORTと命名され、どちらも同価格と同グレード体系で販売される予定だ。
グレード体系は、1.6Lエンジンのベースモデルが1.6i、その上級グレードの1.6i-L、2.0Lエンジンのベースモデルが2.0i、その上級グレードの2.0i-Sの4つを基本形としている。
4WDも全グレードに約20万円高で設定可能だ。

・インプレッサG4 北米仕様
インプレッサG4 北米仕様

・インプレッサSPORT 北米仕様
インプレッサSPORT 北米仕様

アイサイトは2.0Lのインプレッサのみに設定

これまでレガシィのみに採用されてきたアイサイトが、新型インプレッサにも採用されるようになる。
ただし残念なことに、量販グレードの1.6Lには装備することができず、当面2.0Lモデルのみにオプション装備することができるということだ。
一方でスバルは、今後数年以内にスバルが生産する全車種にアイサイトを装備できるようにすると宣言している。
デビュー後のマイナーチェンジや特別仕様車の設定で、今後1.6Lモデルにもアイサイトが設定できるようになる可能性は高い。

現行WRXは引き続き販売

新型インプレッサが登場するものの、そのWRX STIモデルの発売はしばらく行われない。
そのため、現行のインプレッサWRX STIの販売は引き続き行われるようだ。
しかし、2012年中を目標に新型WRXの発売が予定されている。
次期モデルからは、インプレッサの冠が無くなり、単にWRXという新車名になるということだ。
新型WRXについては、2.0Lターボの実現性が低いという話もあり、今のところ1.6Lターボになる可能性が濃厚だ。

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