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ノートが販売台数ランキングトップに、アクア、プリウスを上回る
ノート e-POWERは2016年11月2月に発売されたモデル。同月におけるノートシリーズ全体の販売台数が15784台に達し、車名別ランキングで首位となった。
ノートが属するBセグメントのコンパクトカー市場は、国内の自動車メーカーのいずれもが力を入れる激戦区となっている。なかでもノートは全長4.1mというやや大きめのボディサイズにより、広い室内空間とスタイリッシュなエクステリアが与えられ、存在感を示してきた。ただし、ノートはハイブリッドシステム搭載モデルのラインアップが遅れ、販売台数という意味では物足りないものがあった。
新型ノート e-POWERの販売台数はいつまで維持できるか、実はアクアより少し大きいボディサイズ
今秋発売されたノート e-POWERは、念願のハイブリッドパワートレインが搭載されたモデルとなる。同セグメントではアクアやフィットハイブリッドといったハイブリッド車が先行して人気を獲得してきたが、いずれも駆動力をエンジントルクからも得ることができるシリーズパラレル方式ハイブリッドが採用される。
ノート e-POWERでは駆動力をモータートルクだけに頼ったシリーズ方式ハイブリッドが採用される。EVのリーフの技術がベースとなっており、これに発電専用の直3 1.2Lエンジンを組み合わせたシステムとなる。
シリーズ方式ハイブリッドは構造がシンプルではあるが、コストと燃費性能の両面でシリーズパラレル方式ハイブリッドに劣る部分が多く採用実績は少ない。それでもコストダウンと技術革新により、何とかアクアと並ぶモデルとして市販化にたどり着いたのがノート e-POWERというわけだ。
ノート e-POWERのJC08モード燃費は37.2 km/Lであるがこれはエアコンレスモデル。エアコン付きモデルでは34.0km/Lとなっており、これが実質的な燃費スペックと見たほうがいい。一方で、アクアはJC08モード燃費37.0km/Lのモデルが中心となっており、ノート e-POWERはこれに及んでいないことがわかる。ただし、ノート e-POWERのボディサイズの方が大きいことを考慮すれば、ノート e-POWERの燃費性能もかなり優秀。さらに室内も広いとなれば、ノート e-POWERを選ぶユーザーは今後も続きそうである。
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