日産・ノートのフルモデルチェンジが7月に延期

日産

ノートのフルモデルチェンジは2012年7月頃になる

これまで日産ノートのフルモデルチェンジは2012年4月頃になるのではとされていたが、先月12月の東京モーターショーでもその姿を見せることがなかった。
計画はやや遅れ、新型ノートのデビューは今年2012年の7月頃になるということだ。

現行ノートは、コンパクトなボディサイズと広い室内空間で、いまだ販売台数の衰えない車種。
フィットなどのライバル車種との違いは、エンジン排気量を1.5Lに一本化したことによるお買い得感のある価格設定。
ノートなら1.3Lクラスの価格で、1.5Lの車が買えるという割安感があるのだ。
この広いパッケージングと、安い車体価格というコンセプトは次期ノートでも引き継がれる。
新型ノートのボディサイズは全長4050mm×全幅1695mm×全高1535mmと、現行ノートとほぼ同じ。
価格は130万円から200万円程度になるとされ、現行ノートの価格帯を踏襲する形だ。

写真はモデル末期となった現行ノート。
ノート

新型ノートはマーチを超える人気車種へ

次期ノートからは新開発されたVプラットフォームが採用される。
Vプラットフォームは、マーチにおいて既に市販化済みだ。
マーチは現行K13型にモデルチェンジしてからボディサイズの縮小やタイ生産に移行するなど、アジアンスモールカーとしての特性を強めてきた。
その結果、新型マーチより室内空間の広いノートが日本市場では販売台数を伸ばしつつある。
ノートのフルモデルチェンジによってこの傾向はさらに強まりそうだ。
新型ノートはマーチを追い越す人気車種になることが想定される。

次期ノートは1.2L+スーパーチャージャー採用の可能性も

次期ノートに搭載されるエンジンは、現行ノートに使われている1.5Lがブラッシュアップされたものがメインで採用される。
この1.5Lエンジンの他に、超低燃費仕様車として1.2L 直3+スーパーチャージャーも後追いで設定される可能性が高い。
この1.2L+SCエンジン、既にマーチへの採用が決まっており、日産コンパクトカーの超低燃費グレードに採用されていく。
日産の1.2L直3+SCは、トヨタとホンダのハイブリッドやマツダのスカイアクティブに対抗する低燃費技術として注目されている。

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