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次期ノートが来春デビュー
2005年のデビューから来年で7年になる現行の日産ノートがフルモデルチェンジする。
人気のフィットのライバル車として人気が高く、コンパクトなボディに広い室内が魅力。
基本設計の古い車種にもかかわらず、8月の新車乗用車販売台数ランキングでは13位の3,337台を記録する車種だ。
フルモデルチェンジを果たせば、日産としてはかなりの販売台数増が望めるだろう。
同じ日産のコンパクトカーの次期ティーダについては既に上海モーターショー等でそのボディデザインが披露されているが、次期ノートについてはまだその詳細が明らかになっていない。
したがって、新型ノートの実車が2011/12の東京モーターショーに出展されるかどうかは微妙なところ。
発売時期はノートとティーダは全く同時期の2012年の4月に計画されている。
最近は、ハイブリッドあるいはスカイアクティブデミオのような超燃費車ばかりが人気となっていたが、来年の春は日産のコンパクトも注目を集めそうだ。
新型ノートはK13マーチと共通のVプラットフォーム
ノートはマーチと比較してボディサイズが一回り以上大きく感じるが、どちらもVプラットフォームと呼ばれる日産のBセグメントシャシーが採用される。
ノートとマーチが共通プラットフォームなのは、先代のK12マーチと現行ノートとの関係でも同じ。
もっと言えばティーダやキューブとも基本は共通であった。
K12マーチ時代はBプラットフォームと呼ばれるもの。
このBプラットフォームをベースに部品点数を4割も削減し、軽量化とコストダウン、そして新興国での生産性を向上させたのが、新しいVプラットフォームというわけだ。
このようにマーチ、ノート、ティーダ、さらにキューブの共通プラットフォームの流れは次期モデルでも継続される。
車体のコストパフォーマンスを追求する上で、プラットフォームの共通化は欠かせない要素だが、できることならノートとティーダが共通で、マーチ、キューブとは別設計にできなかったのかと感じる。
というのも、Bプラットフォーム時代のK12マーチと現行ティーダでは全長が55cmほども違う、見た感じの印象では別セグメントのクルマ。
これだけのボディサイズの差があるにもかかわらず、共通プラットフォームであれば、設計に無理が生じる部分も出てくる。
実際、ティーダの広さを褒めるユーザーはいても、乗り心地に不満を感じるユーザーの多さは当時のクルマの中では突出していた。
ノート、ティーダは販売台数も多い車種でもあるわけだから、徹底的なコストダウンよりも専用プラットフォームでの開発が理想ではないかと考える。
もちろんVプラットフォームの出来が良ければそれでいいのだが、軽量化やコストダウンが主な改良点ということであれば、乗り心地の悪さの改善についてはあまり期待ができないだろう。
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