次期新型ティーダの発売日が遅れる

日産

ティーダのフルモデルチェンジ日本導入時期は?

次期ティーダは昨年の年末に行われた上海モーターショーで市販モデルに近いボディーが披露されたが、その後発売に向けてのスケジュールのアナウンスが少ないままである。
そんな中、新型ティーダの日本発売は2012年にずれ込むということだ。
発売が遅くなったのは、Bセグメント向けプラットフォーム車種の見直しが行われたため。
日本で人気のあるハッチバックボディのティーダはもちろん次期モデルでも継続されるが、不人気であったセダンのティーダラティオは廃止となり次期モデルは発売されない。
この穴を埋める役割として次期ブルーバードシルフィーが持ち上がっている。
つまり、次期モデルのティーダとブルーバードシルフィーは共通コンポーネントで構成されるということだ。

新たにターボモデルも追加

新型ティーダのエンジンは現行モデルと同じ、1.5Lと1.8Lがラインアップされる予定。
最近のダウンサイジングのトレンドの中では、少し大きめのエンジンに感じる。
標準的なコンパクトカーより少し上質なキャラクターは継続されるだろう。
この他に、1.6Lのターボが追加されるのも注目の一つ。
このターボエンジンは、既にジュークに採用されているものと共通コンポーネントになるはず。
ティーダのホットハッチ版とも言えるこのモデル、現行のティーダシリーズには無かったキャラクターのグレードも楽しみだ。

現行ブルーバードシルフィーのエンジンは1.5Lと2.0Lであるから、ブルーバードシルフィーから見れば次期モデルはややダウンサイジングされる方向になる。
ただし、この車種のオーナーで走行性能を求める人は少なそうであるから、ユーザーからの不満の声は少ないはず。
2.0Lから1.8Lへのダウンサイジングで燃費が向上することが素直に歓迎されると考える。

日産で最も小さいセダンは?

現在、1.5Lのティーダラティオが日本で買える最も安い日産のセダンであるが、これが少し大きいブルーバードシルフィーに置き換わるとなると、もう一つ小さなセダンが求められる。
そこで持ち上がっているのが、マーチセダンの日本導入である。
マーチセダンはマーチと共通のプラットフォーム、1.2Lエンジンでタイ工場で生産される新興国向けセダン車種だ。

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