フーガのクーペ版が2014年に発売計画
日産の上級セダン、フーガのスポーツクーペ版が計画されている。
北米ではインフィニティ Mシリーズに位置するラインアップであるが、これが日本でもフーガクーペとして導入される可能性が高い。
採用されるエンジンについては、日産はダイムラーと提携関係にあることから、メルセデス製V8が候補として考えられてきた。
しかし、ここにきて日産は新型V6エンジンの独自開発に成功。
フーガクーペの上級グレードには排気量3L+ターボ+ハイブリッドという構成が濃厚になってきている。
下級グレードはNAのV6,3Lもあり得るだろう。
フーガクーペの発売は2014年のデビューが計画されている。
日産のクーペラインナップ過密状態に
セダンのフーガのラグジュアリー路線を引き継ぐのがフーガクーペの立ち位置であろうが、そうそう数の出ないクーペ車種が日産ラインアップの中で過密状態になりつつある。
フーガクーペがデビューする2014年頃には、次期フェアレディZもデビュー。
スカイラインクーペはやや遅れるだろうが、2015年あたりにはV37のクーペも出揃うはずだ。
GT-Rを筆頭にフェアレディZ、スカイラインクーペ、フーガクーペと多くの中級~上級クーペのラインアップが出揃うことになる。
もちろんクーペの売れない日本市場ではこれだけの車種を維持するのは不可能で、北米市場あってのラインアップであろうが、過密状態は否めない。
本当に計画通り全てのクーペ車種をデビューさせることができるのかは、今後の世界景気次第といったところか。
メルセデス製V8エンジンの採用も望む
GT-Rを除く車種は、新型VQエンジンがメインになってくるだろう。
自前のエンジンをメインに使うというのは、経営上も当然の流れ。
ただし、新型VQエンジンはNA、ターボ、ハイブリッドとバリエーションが広いものの、すべて同じ系統のV6というのは、ユーザーからすれば面白みがない。
むしろ、一台ぐらいメルセデス製V8エンジンをメインに扱う車種が出たほうが、車種のキャラが立ちやすいのではと考える。
となると、フェアレディZ、スカイラインクーペは日産色が強すぎるので、新型VQをメインとするのが妥当か。
ラグジュアリー路線で歴史が浅いフーガクーペならメルセデス製エンジンの採用も不自然に感じない。