特集 ラフェスタハイウェイスターがデビュー

日産

ラフェスタハイウェイスターとマツダ プレマシーとの違いは

ラフェスタと同じカテゴリーの車種はトヨタ ウィッシュ、ホンダ ストリームといった、かつてのミニバンブーム時代の激戦セグメントであった。
ミニバンブーム終焉により日産のラフェスタは販売台数では苦戦を強いられることとなり、このセグメントの自社開発を撤退することになった。
そんな中、マツダから車体の供給を受けることで、ラインアップの維持がされることになった。
ラフェスターハイウェイスターは日産車らしいエクステリアだが、中身はマツダ プレマシーのOEM車である。

フロントマスクはプレマシーに対して大幅な変更が加えられた。
最近のマツダ車のアイデンティティーでもあるプレマシーの大きく開いた口は閉じられ、ラフェスタ ハイウェイスターには力強いグリルとバンパーデザインが採用された。
リアはLAFESTAと大きく刻印された横長のメッキーパーツが装飾されており、日産のエルグランドやセレナと同じ系統の車であることを感じさせる。

インテリアデザインにもモダンで高級感のあるものが採用されており、質実剛健なプレマシーのイメージとは異なる。

(写真はOEM元のプレマシー)
プレマシー

ラフェスタJOYはどうなるか?

ラフェスタハイウェイスターのベースモデルにあたるラフェスタJOYは2004年デビュー時の基本設計のままで販売が行われており、1,793,400円~という非常にリーズナブルな価格で販売している。
マツダのプレマシーもベースモデルの20CSは1,799,000円~と、ラフェスタJOYと同価格帯で販売されており、近い将来ラフェスタのベースモデルとしてOEM化される可能性が高い。

180万円クラスのミニバンはホンダ フリードの登場で大きくパイを奪われることになった。
ラフェスタの2.0Lエンジンに対し、フリードは1.5Lエンジンでボディサイズも小さい。
しかし、燃費の良さと維持費の安さで、売れ筋の3列シート車になっている。
フリードの成功が日産の小型ミニバンのラインアップを変えてしまった一つの原因であると考えている。

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