日産・ジューク後継車のエクステリアはGRIPZコンセプトがベースとなる
日産・ジュークのフルモデルチェンジが2017年頃に実施される見込みとなった。
(写真はGRIPZコンセプト)
ジュークは2010年に発売されたコンパクトクロスオーバーSUV。販売期間7年を経て2代目モデルへ切り替わることになる。
既に次期ジュークのデザインスタディモデルとされるGRIPZコンセプトがフランクフルトモーターショー2015でワールドプレミアされ、続いて東京モーターショー2015での出展も果たしている。これによるとエクステリアデザインは一新されるもののフロントのVモーショングリル、あるいはブーメランタイプのヘッドランプとリアコンビネーションランプといったあたりは、現行モデルからのキープコンセプトであることが判断できる。
次期ジュークはシリーズ式ハイブリッド搭載、C-HRがライバルとなる
そして、次期ジュークのライバルとなってきそうなのが、2016年に発売予定のトヨタ・C-HRである。C-HRは、新型プリウスをベースに開発されたコンパクトクロスオーバーSUVで、正確にはBセグメントSUVのジュークよりも一回り大きいCセグメントSUVということになる。新型プリウスと同タイプのハイブリッドパワートレインの採用で優れた燃費性能となる。
これに対して次期ジュークへの搭載が予想されるパワートレインは、新開発のシリーズ方式ハイブリッドシステムである。現行リーフで採用される最高出力109psの電気モーターによる駆動で、発電専用のガソリンエンジンが備わる。駆動用のリチウムイオンバッテリーも搭載されることになるが、その容量によって価格と実用燃費が変わってくるだろう。次期ジュークはC-HRに対して後出しということで、コストや性能面でのアドバンテージが期待される。