三菱【新型アウトランダー】フルモデルチェンジ速報、PHEVが12月発売

アウトランダー

2021年4月に北米で発売された新型クロスオーバーSUV『アウトランダー』にプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを新たに設定し、2021年12月に国内で発売されることが三菱自動車から公式に発表された。

アウトランダーPHEV フロントグリル

アウトランダーPHEV

国内向けの従来型アウトランダーは、2012年に発売された2代目モデル。約9年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けて、3代目新型アウトランダーに切り替わる。

アウトランダー PHEV

新型アウトランダー PHEV

新型アウトランダー、車両本体価格

グレード エンジン 駆動方式 車両本体価格
(消費税10%込)
(参考)令和3年度
クリーンエネルギー
自動車導入事業費補助金
M 5人乗り 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒 ツインモーター4WD 4,621,100円 201,000円
G 5人乗り 4,904,900円 191,000円
7人乗り 4,996,200円
P 7人乗り 5,320,700円
エコカー減税 重量税免税(100%減税)

新型アウトランダーと新型エクストレイルはプラットフォーム共用

三菱が日産・ルノーのアライアンスに加わったのが2016年。当時から予想されていたのが、アウトランダーと日産・エクストレイルのプラットフォーム共用であった。これが5年の歳月を経て実現することになる。

アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEV

CMF-C/Dプラットフォームを共用しながらも、国内向けのパワートレインに関しては、各メーカーで独自に開発を進めてきたものが採用される。なかでも国内向けアウトランダーには、新世代化したPHEVシステムが搭載される予定。

モーター出力の向上とバッテリー容量の拡大により、いっそう力強い走りと航続距離の延長が実現される。

アウトランダー 北米仕様

新型アウトランダー北米仕様 (岡崎工場)

ホイールベースは従来型2,670mmから新型2705mmに延長される見込み。3列7人乗りを実現し、SUVとしての居住性と利便性が高められる。

三菱アウトランダー PHEV

アウトランダーのフルモデルチェンジ、先行発売される北米仕様では2.5Lガソリン車

フルモデルチェンジを受けた新型アウトランダーについては、既に北米仕様が2021年2月に発表、同年4月に発売されており、その姿を確認することができる。

アウトランダー岡崎工場

アウトランダー北米仕様 (岡崎工場)

この北米仕様に搭載されるのは、新開発2.5LガソリンエンジンのPR25DD型で、プラットフォーム共用される新型日産・ローグ(エクストレイルの北米向け姉妹車)と同タイプのパワートレインとなる。

アウトランダー 岡崎工場 北米仕様

アウトランダー北米仕様 (岡崎工場)

2.5Lガソリンエンジンモデルに関しては、日本市場で導入されない可能性が指摘されている。ちなみに従来型日本仕様のコンベンショナルガソリンエンジン車は、アウトランダーは2.4L、エクストレイルは2.0Lであった。

アウトランダー 北米仕様 1

アウトランダー 北米仕様

独自の新世代PHEVシステム

新型アウトランダーPHEVは電動車としての魅力をいっそう高めるためPHEVコンポーネントが刷新され、EV航続距離を延長。さらにEVらしい加速感が向上した。フロント及びリヤモーター、駆動用バッテリーの出力は約40%高められ、アクセルを強く踏み込むシーンでも極力エンジンを始動せず、EV走行の維持が可能となる。高出力なツインモーター4WDならではの滑らかで力強く気持ちの良いモータードライブが実現された。

バッテリーは大型化された

駆動用バッテリーは、総電力量として20kWhに大容量化されており、EV走行換算距離(等価EVレンジ)をWLTCモード87kmとすることで、エアコンなどを使用した場合でも十分な航続距離が確保される。併せて充電頻度の低減にも貢献している。また、ガソリンタンク容量が増大しており、EV走行とハイブリッド走行を組み合わせた総合航続可能距離が大幅に拡大した。

フロントモーターに昇圧機能を追加

フロントモーターのパワードライブユニットには昇圧機能が新採用された。フロントモーターへの供給電圧を高めることで強力な駆動力が発揮され、同時にジェネレーターの発電効率も高めることで電費低減を実現する。

リヤモーターユニットの搭載位置変更で静粛な後席を実現

リヤモーターとコントロールユニットは一体化されており、サードシート設置に必要なフロアスペースを確保することで、7人乗りシートレイアウトを実現。さらに、ユニットの搭載位置をキャビン外側としたことで高周波ノイズがシャットアウトされ、高い静粛性が実現された。

アクセルオフでエンジンブレーキ風の制動を得るモードを新設

アクセルペダルだけの操作で加減速することができるイノベーティブペダル オペレーションモードが新たに設定された。減速時にブレーキペダルに踏み替える必要がなく、アクセルペダル操作だけで適切な制動力が発生する。結果、ステアリング操作に集中することができ、雪道などの滑りやすい路面などでの安全走行に貢献する。このほか、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み替えが減ることによる疲労軽減効果が期待できる。

後輪側にブレーキAYC機能を追加

前後それぞれに1基ずつ駆動用モーターを搭載するツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システムS-AWCに、新たに後輪側にもブレーキAYC機能が追加された。これにより、前後輪の駆動力を路面状態や運転状況に応じて最適に配分しながら、左右輪のブレーキ制御によるトルクベクタリングも前後輪ですることができ、四輪全てのタイヤ能力をいっそうバランスよく、最大限に引き出すことが可能となった。それにより、ドライバーの思い通りのハンドリングと高い操縦安定性が実現された。

高速道路 同一車線運転支援「MI-PILOT」、停車30秒以内自動発進

進化した高速道路 同一車線運転支援機能「MI-PILOT」を搭載。「レーダークルーズコントロールシステム[ACC]」と「車線維持支援機能[LKA]」を統合したこの制御は、車間距離と車線中央をキープしながら走行することで運転をサポートします。また、速度標識を認識し設定速度を自動で切り替えるほか、ナビリンク機能による地図情報を活用した、高速道路のカーブや分岐などで適切な車速に自動で調整。渋滞時でも停車後約30秒以内の自動発進を実現するなど、高速道路の長距離走行や渋滞時の疲労を低減します。

アウトランダーのティザーとエンゲルベルクツアラーを比較

三菱自動車はコンセプトモデル、エンゲルベルクツアラーを2019年のジュネーブモーターショーで公開していた。エンゲルベルクツアラーはその後、2019年10月の東京モーターショーでも公開され、この時点で日本導入されるモデルを意図したコンセプトカー、つまり次期アウトランダーである可能性が高まった。ただし、現行型アウトランダーとはあまりにもイメージが異なることから、これに忠実な市販型が登場することは、自動車リサーチも予想はしていなかった。

新型アウトランダーとエンゲルベルクツアラーと比較していくと、再現度の高さに驚く。

次期アウトランダー コンセプト

エンゲルベルクツアラー

アウトランダー 市販型

アウトランダー 北米仕様

フロントは最新型ダイナミックシールド

フロントは三菱のファミリーフェイスであるダイナミックシールドが採用される。点灯している横長のシャープな光は、市販型ではデイタイムランニングライトになり、ヘッドランプは中段外側の横3本ラインの場所に置かれた。
三菱のダイナミックシールドは、デリカD:5のマイナーモデルチェンジ以降、迫力をより増したものに変化したが、これと共通する点灯パターンとなる。

エンゲルベルクツアラー フロントグリル

エンゲルベルクツアラー

アウトランダー フロントグリル

アウトランダー 北米仕様

さらに新型アウトランダーでは、シーケンシャルターンライトが装備され、これは前述のデイタイムランニングライトの底辺ラインに置かれる。

ルーフラインは水平で低くなった

ルーフラインは近年のSUVデザインのトレンドであったファストバック調から脱却している。ほぼ水平に設置されたルーフからは、ヘッドクリアランスが確保された、広々とした後席が想像できる。

アウトドアツールなどをしっかり積載できるラゲッジを備えた硬派なスタイリングもエンゲルベルクツアラーで示されたものと変わりがない。

エンゲルベルクツアラー 三菱

エンゲルベルクツアラー

アウトランダー 三菱

アウトランダー 北米仕様

斜め後ろからはイヴォーグ風

リアコンビネーションランプはレンジローバー イヴォーク風で、水平基調の細長いラインで表現された。これはサイドのキャラクターラインにも繋がっている。

エンゲルベルクツアラー リアコンビネーションランプ

エンゲルベルクツアラー

アウトランダー リアコンビネーションランプ

アウトランダー 北米仕様

斜め後方からのアングルでは、細いデイタイムランニングライトがサイドに回り込む。このあたりもイヴォーグの細長いヘッドランプ目尻を彷彿とさせるものがある。エンゲルベルクツアラーにあったフロントドアパネル前方のメッキ装飾は無くなっているように見える。

新型アウトランダー、フルモデルチェンジによりボディサイズ拡大

次期アウトランダーは、日産の次期エクストレイルとプラットフォーム共用される。

新型ローグ

日産新型ローグ(北米)

北米向けにはエクストレイルの兄弟車である日産・ローグの新型が、既にデビューを果たしている。

新型ローグ リアコンビネーションランプ

日産新型ローグ(北米)

新型ローグのボディサイズは、全長4648×全幅1839×全高1699mm。

そして、新型アウトランダーのボディサイズは、

  • ホイールベース 2705mm
  • 全長4710mm×全幅1860mm×全高1740mm

となる。

従来型アウトランダーのボディサイズ 全長4695×全幅1800×全高1680mmと比較して、長さはほぼ変わらず。車幅はワイドになり運転感覚は変わりそう。ルーフは低くスポーティーとなった。

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