次期アウトランダーはプラグインハイブリッドがメインで実質300万円前後から

三菱

アウトランダーがフルモデルチェンジ、PHVでJC08モード燃費60km/L達成

アウトランダーのフルモデルチェンジが2012年11月に行われようとしている。
11月の初期発売分は、2.0L MIVECのガソリンエンジンモデルで、これは現行アウトランダーにも使われているユニットがキャリオーバーされる。その後、2013年1月からは、注目のプラグインハイブリッド(PHV)モデルの販売が始まる。
期待外れだったのが、2.2Lのクリーンディーゼルを搭載したモデルが、欧州を中心とする海外仕様のみになるということ。日本では、ディーゼル版アウトランダーは販売されない見込みだ。
アウトランダー
次期アウトランダー

次期アウトランダー、日本仕様のディーゼル導入は無し

マツダが新型クリーンディーゼル搭載のCX-5を成功させたことで、国内向け車種へのディーゼルエンジン投入について各社とも積極的になりつつある。しかし、三菱に関しては、そういった動きが見えないのは残念である。
ただ、国内向け次期アウトランダーにクリーンディーゼルを導入しない理由については、もっと積極的な理由があるかもしれない。PHVモデルの価格が従来の予想よりも安くなる可能性があるのだ。アウトランダーPHVの補助金を差し引いた実質的な車両価格の負担額は300万円程度になるという予測が有力になりつつある。
仮に2.2Lのクリーンディーゼルエンジンモデルを国内向けにラインアップしたとしても、補助金を差し引いた実質車体価格は280万円程度。これだと、多くユーザーは、燃料費が圧倒的に安く済むPHVを選択するはず、というのが三菱の考えではないだろうか。
しかし、プラグインハイブリッドの能力を十分に発揮させるためには給電設備が必要であり、これはユーザーの使用環境を限定する。やはり、ディーゼルもそれなりに需要があると思うのだが。
新型アウトランダー
新型アウトランダープラグインハイブリッドは、フル充電からのEV航続距離が50kmで、JC08モード燃費は60km/Lになる見込み。左右のトルク配分制御が可能なS-AWC駆動システムも装備される。

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