ミラージュに直列3気筒1.2Lエンジン搭載モデルが追加発売、販売低迷の打開策

三菱

ミラージュ1.2Lモデルが12月25日発売、販売台数の巻き返しになるか

三菱のミラージュに1.2Lエンジンモデルが追加ラインアップされた。

ミラージュ

ミラージュは三菱の世界戦略車として2011年の東京モーターショーでワールドプレミアされたモデル。タイ工場で生産された車両が世界各国で販売されている。
2012年8月より日本でも販売がスタートされたが、その後まもなく販売は低迷。特に消費税増税後の2014年4月以降は月販500台に満たない状況が続いている。

ミラージュ1.2Lエンジンモデルの導入は、そんな販売状況を打開する方策として期待される。

(写真はミラージュ欧州仕様)
ミラージュ 2014 paris ミラージュ 2012 三菱 パリサロン

日本の国内市場では1.0Lエンジン搭載車は、すぐ下の軽自動車と競合するため販売台数を伸ばすのは難しい。また、ミラージュの先代モデルにあたるコルトは1.3Lエンジンおよび1.5Lエンジンの搭載であったから、ユーザーの乗り換えも思ったように進まない状況となっていた。

(写真は1.2Lクラス車のライバル、日産・マーチ)
日産マーチ マイクラ

ミラージュ1.2Lモデルの車両価格は144万5040円から、上級のGのみに設定される

ミラージュ 1.2Lエンジン搭載モデルのスペックは、最高出力が78ps、最大トルクが10.2kgfmでJC08モード燃費が25.0km/Lとなる。1.0Lエンジン搭載モデルは、69ps/8.8kgfm、27.2km/Lであった。燃費性能は僅かに低下するもののパフォーマンスは向上。軽自動車並の890kgという車体重量を考えれば、余裕のある走りが期待される。

また、足回りはタイヤ&ホイールの15インチ化とフロントスタビライザーが装備され、パフォーマンスアップに見合った強化がなされる。

ミラージュ1.2Lモデルは上級グレードのGにしか設定されず、消費税込み車両価格は144万5040円から。少し高くなるのがデメリットか。

1.0Lモデルは、廉価グレードのビジネス向けパッケージが用意され、113万円1840円と値下げしている。

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