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足回りが良くなったデミオと、お買い得感のあるマーチ
マイナーチェンジで走りが変わったデミオ
今回のマイナーチェンジでは、10・15モード燃費30.0km/Lのスカイアクティブばかり話題になっているが、実はブッシュ変更など足回りにも改良が加えられている。
2007年当時の初期モデルのハンドリング性能は悪いという人は少なかったものの、先代デミオの後期モデルよりは確実に劣る完成度の低いものであった。
2010年のマイナーチェンジではこの欠点を克服し、マツダらしいハンドリング性能に優れた運転して楽しい車へと進化した。
このあたりは他のコストとパッケージング優先の国産コンパクトカーより、ワンランク上にレベルアップしたと言える。
スカイアクティブデミオの実燃費だが、高速道路の走行ではかなり良好な数値が出ているようだ。
高速道路ではコンパクトカー燃費No1のフィットハイブリッドに近い燃費を期待していい。
ただし、信号待ちの多い街乗りでは、デミオの燃費は悪い。
都市部の一般道ではブレーキングの度にエネルギーを回収できるフィットハイブリッドが有利で、スカイアクティブデミオの高圧縮比エンジンは実力を発揮できないようだ。むしろノーマルのガソリンエンジンのフィット13Gの方が燃費がいいくらいだ。
値下げで対抗するマーチ
先代のマーチは主力国産コンパクトカーの一角を担っていたが、2010年にフルモデルチェンジデビューしたK13系モデルから路線が変更。
主力ターゲットを日本国内から新興国向けの低価格自動車に成り下がった。
何かとフィットを基準に考えてしまう日本のコンパクトカー市場では、サイズ的にも走行性能的にも現行マーチは見劣りしてしまう。
ボディはより小さく、エンジンは3気筒、タイ生産など、コストダウンが多い割りに車体価格はそれほど安くない。
しかしながら、ここにきて値下げで軽自動車を含めたライバル車種に対抗してきた。
低価格の主力グレードとして12S Vパッケージを設定し価格は1,036,350円。軽自動車並の価格になっている。
また、ベースグレードの12Sは999,600円と100万円を切る価格だ。
ただ、個人的にはまだまだ高いと思っている。
まだ昨年デビューしたばかりのK13マーチ。これからどんどん値下げするに違いない。
マーチの原価は、フィットやデミオなど他の国産コンパクトカーより確実に安いはずなのだから。