新型CR-Vがフルモデルチェンジデビュー

ホンダ

新型CR-V発表、2.0Lエンジン復活

ホンダのSUV車、CR-Vがフルモデルチェンジした。
1995年の初代モデル以降、じわじわと大型化してきたCR-Vだが、今回のフルモデルチェンジではダウンサイジング。
2.0Lエンジンの採用も復活する。
北米や欧州がメイン市場となった先代モデルであったが、新型CR-Vは日本市場にも目を向けられたSUVとして復活する。
CVT採用で燃費も良くなり、手に届きやすくなったと感じるユーザーも多いはずだ。
新型CR-V オプション装備車(新型CR-V オプション装備車)

新型CR-Vのボディサイズは少しだけ小さくなる

ボディサイズは全長4535mm×全幅1820mm×全高1685mm。
先代モデルと比較すると全長が30mm短縮され、全幅全高は同サイズとなる。
1.8mmオーバーの全幅は、日本のユーザーにとってまだまだネックになりそうだが、大型化が止まったことは歓迎されるだろう。
全長はわずかに短くなったものの、後席スペースは先代より広くなっている。

新型CR-Vは20Gと24Gの2タイプで発売

新型CR-Vは、現在2つのグレードが発表されている。
2.4Lエンジンを搭載した24Gは、4WD専用。
トランスミッションは5ATで車体重量は1.5tオーバーとなる。
10・15モード燃費は12.2km/L。

もう一方の、2.0Lエンジン搭載の20Gは、FF専用となる。
車体重量は1.5t未満に抑えられたことで、税制上も有利になり、日本市場での本命モデルになるはずだ。
トランスミッションはCVTが採用され、燃費は10・15モード15.4km/L、JC08モード14.4km/Lを達成。
同クラスのSUV車としてはトップの燃費性能になる。
ただしこの数値は、FF車としての燃費であるので、4WDが基本になるSUVとしては少し疑問点も。
4年前にフルモデルチェンジしたスバル・フォレスター(NA2.0Lエンジン、4WD、4AT)の10・15モード燃費が15.0km/Lであることを考えれば、新型CR-VがFFで15.4km/Lというのはホンダの努力不足にも感じる。

新型CR-Vは2.0Lエンジン復活ということだが、実質的には24Gの2.4Lエンジン採用モデルがメインと見た。
20Gはやや中途半場なグレードで、FFながら燃費のメリットは少ない。
2.0LクラスSUVを求める多くのユーザーは、フォレスターの方が魅力的に感じるのでは?

タイトルとURLをコピーしました