アコード ハイブリッド発売間近、インスパイア後継、カムリ対抗のHV専用セダン

ホンダ

新型アコード ハイブリッドが6月公式発表の見込み

新型アコードの公式発表が2013年6月に計画されている。次期モデルからボディサイズは大型化しインスパイアとの統合車種という側面も受け持つことになる。そもそも日本市場におけるインスパイアは北米仕様のアコードと共通ボディだった。実質的には、日本仕様の小柄なアコードが廃止され、北米モデルと共通化されることになる。
(写真はアコード PLUG-IN 北米仕様)
アコード プラグインハイブリッド
アコードハイブリッド 2013 ニューヨーク
新型アコードのボディサイズは全長4910mm×全幅1850mm×全高1465mmとなる見込みで、先にデビューしたアコード プラグイン北米仕様とエクステリアデザインは近いものになる。ただし、このプラグイン仕様の日本導入は限定的なリース販売のみで一般向けに販売されるのは、新たに設定されるハイブリッド仕様のみ。ハイブリッドはプラグインに対して、充電機能が省かれるほかバッテリー容量の縮小とガソリンタンクの拡大がなされる。

新型アコードはカムリと直接対抗、ハイブリッド専用車に

新型アコードの直接のライバルとして考えられるのは2011年にフルモデルチェンジしたトヨタ・カムリ。ハイブリッド専用車として販売されたのが良かったのか、最近のミドルクラスセダンとしては珍しくヒットモデルとなった。これにならってか新型アコードもハイブリッド専用車として販売されることになる。北米仕様では直4やV6といった通常のガソリンエンジンモデルがラインアップしているがこれらは日本には導入されない。
アコードハイブリッド
新型アコードに搭載されるハイブリッドシステムは、i-MMD(インテリジェント マルチ モード ドライブ)と名付けられた2モーター式の新型システムで、アトキンソンサイクルの2.0L 直4エンジンに駆動用と発電用に別々のモーターを備えたものとなる。これは従来のホンダIMAハイブリッドよりもトヨタのTHSⅡに近いシステムとも言えるだろう。駆動用モーターの最高出力/最大トルクは169ps/31.3kgmとなり、これはカムリの143ps/27.5kgmというスペックを上回るものになる。ガソリンエンジンを停止させたゼロエミッション走行も可能で、その最高速度は100km/h程度に達するという。JC08モード燃費についてもライバル車カムリの性能を超えてくるだろう。

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