ダイハツから第3のエコカー、ミラ イース/e:Sが発売

ダイハツ
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第三のエコカー、ミライースがまもなく発売

ダイハツから第三のエコカーとして発売されるミライース。
燃費性能と価格の安さにこだわった、今までにはなかったコンセプトのエコカーである。
この第三というのは、第一のハイブリッドや第二の電気自動車ではなく、従来型のガソリンエンジンをさらに高効率化させたという意味。
ハイブリッドや電気自動車は優れたエコ性能が魅力だったが、価格が高く誰でも気軽に買えるものではなかった。
第三のエコカー、ミライースは、低コストな技術を使ってガソリンエンジンにさらに磨きをかけ、価格とエコ性能の両立を実現。
発売日は今月9月下旬予定となっている。

KF型高圧縮比エンジン搭載

ミライースに搭載されるエンジンは従来からダイハツの軽自動車で広く使われて信頼性の高いKF型を改良したもの。
圧縮比を従来の10.8から11.3へ引き上げて、効率を上げている。
圧縮比を上げて燃費を向上させる方法は、マツダのスカイアクティブテクノロジーでも採用されており、既にデミオで実用化されている。
圧縮比を上げるとノッキングが起こりやすくなる問題があったが、近年の技術革新でこれを克服。
結果として燃費性能の高いガソリンエンジンが実現したというわけだ。
燃費性能は、JC08モードで30km/L、10・15モードで32km/Lを達成。
現時点での軽自動車およびコンパクトカーの中で最高の燃費性能を達成している。

次世代型アイドリングストップシステム搭載

これまでのアイドリングストップは、エンジンが停止する機会が意外と少なく、実用燃費では期待するほど成果が出ないという場合が多かった。
ミライースに搭載されるアイドリングストップシステムはブレーキをかけて時速7km/L以下になるとエンジンが停止する仕組みになっており、従来よりもエンジン停止時間が増加。
これにより、実用レベルでも期待できる燃費性能になりそうだ。
当初、ミライースのすべてのモデルでアイドリングストップは搭載されるわけではないとされていたが、廉価グレードにも採用されるらしい。
燃費性能に関連するメカニズムはグレード間で差はなく、79万5千円のモデルでも30.0km/LのJC08燃費を達成するとのことだ。

高張力鋼板を使って軽量化

ミライースは従来の同サイズボディよりも60kg軽量化されている。
この60kgという大人一人分に相当する軽量化は、ボディ骨格を根本から設計しなおすなど、大掛かりな技術が注ぎ込まれている。
高コストになるが、軽量で強度をもたせた高張力鋼板を多用するなど、見た目にはわかりにくいが低価格の軽自動車には贅沢な材料が使用されている。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mm、ホイールベース2455mm、車体重量は730kgとなる。
ミラより全高が4センチ低いものの、車体長さと幅は軽自動車規格をフルに使っており室内は広々。
後席に大人が座っても、ニースペースが確保できる広さがある。
残念なのは、ベースグレードのモデルでは後席にヘッドレストがつかないこと。
価格にしてそれほど高いパーツではないだろうから、ベースグレードから標準装備させて欲しかった。

ミライースは車両価格の安さにこだわった

燃料費だけでなく、税金面でも優遇が多い軽自動車は、トータルの維持費用の安さから人気化している。
反面、軽規格で登録車並の質感を求めるユーザーに対応しすぎた部分もあり、車体価格が上昇する傾向にあった。
ムーヴやタントの売れ筋グレードでは、1.3Lクラスのコンパクトカー並の車両価格で販売されており、軽自動車にしては割高感があったのが実情だ。
ミライースは安い軽自動車を求めるユーザーにも支持を得られるように、ベースモデルの車両価格を79.5万円に設定。
ボディー形状の簡略化など、オシャレだったコンセプトモデルと比較すれば、見るからにコストを抑えた設計と感じさせる部分もあるが、80万円以下の軽自動車としては魅力的な一台だ。

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