ムーヴ・コンテがモデルチェンジ、アイドリングストップを搭載

ダイハツ

エコアイドルでダイハツ コンテの燃費が向上した

eco IDLE(エコアイドル)

コンテはムーヴからの派生車種であるが、2010年にフルモデルチェンジしたムーヴの最新のメカニズムがまだ受け継がれていない状態であった。
2011/6/6のマイナーチェンジで、新型ムーヴと並ぶ低燃費(TNP)技術が盛り込まれることになる。
中でも注目されているのが、アイドリングストップシステムのエコアイドルが装備されることである。

軽自動車のアイドリングストップに経済的メリットは、ほとんど無い

コンテの10・15モード走行燃費は、アイドリングストップを装備したグレードXが25.5km/L、装備しないグレードLが23.0km/Lとなっておりその差は2.5km/Lになる。
約10%程度の違いがあることになるが、実走行ではこれほど大きな差にはならないことが想定される。
元々、軽自動車は排気量が小さい為、アイドリング時の燃料消費が少ない特性がある。
このほか、暖気時やバッテリー残量に余力が無いとき、エアコン使用時などはエンジンがストップすることはない。
こういった、現実の走行状態では、アイドリングストップが効率的に作動することができない。
短距離移動中心の一般的な軽自動車の使い方では、アイドリングストップによる燃費の差は0.5km/L程度になることが多い。
つまり、軽自動車のような小排気量エンジンのアイドリングストップはほとんど意味が無いということである。
過度の期待は禁物だ。

エコアイドルの価格差は10万円?

エコアイドルが装備されるグレードXと、装備されないグレードLの価格差は10万円になる。
ただし、グレードXはオートエアコンやキーフリーシステムなどの快適装備が付くため、純粋なエコアイドル相当部分の価格上昇は3~4万円程度になる。
これなら、ユーザーも得をするとまではいかないが、損をするわけでもない。
ただし、バッテリーが大容量化されているので、定期的なバッテリー交換の費用はアップするので注意しよう。

エコアイドル目的でグレードXを選ぶ価値は無い

グレードXに標準装備されるオートエアコンやキーフリーシステムの他に、グレードXにしか選択装備できないシート表皮タイプやインテリアアクセサリーが設定されている。
こういったものに魅力を感じてグレードXのチョイスをするのであれば、価値のある選択だと言える。
ただし、エコアイドルはユーザーにとってデメリットにはならないもののメリットはない。
エコアイドルを目的としたグレードXの選択はお薦めしない。

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