トヨタの「CROWN CROSSOVER」に一部改良が施された。アウトドアを意識した特別仕様車「CROSSOVER RS “LANDSCAPE”」が新たに設定され、機能性とデザイン性を兼ね備えたモデルへと進化しています。
クラウンクロスオーバー 新価格表
グレード | 価格(税込 円) | 燃費(WLTCモード) | 駆動 | 定員 |
特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE” | 6,850,000 | 15.7 km/L | 4WD | 5人 |
CROSSOVER RS | 6,700,000 | 15.7 km/L | 4WD | 5人 |
CROSSOVER Z | 5,950,000 | 22.2 km/L | 4WD | 5人 |
CROSSOVER G | 5,150,000 | 22.4 km/L | 4WD | 5人 |
CROSSOVER X | 4,400,000 | 22.4 km/L | 4WD | 5人 |
特別仕様車「CROSSOVER RS “LANDSCAPE”」は、アウトドアな世界観を表現するために専用の外装色であるブラックとアーバンカーキを採用しています。また、オーバーフェンダー、マッドガード、ヒッチメンバーといったアウトドアシーンに適した特別装備を備えており、60:40分割可倒式のリヤシートによるトランクスルー機能も大きな特徴です。
一方で通常グレードについては、ハンズフリーパワートランクリッド、イージークローザー、カラーヘッドアップディスプレイなどを標準装備化して「CROSSOVER RS」、「CROSSOVER Z」、「CROSSOVER G」、「CROSSOVER X」の4グレードに集約されました。これらの装備は、従来グレードのCROSSOVER RS”Advanced”、CROSSOVER G”Advanced・Leather Package”、CROSSOVER G”Advanced”で好評を得てきた装備です。
更に、2.5L HEVの上級グレードとして「Z」が新設され、従来「RS」にしか設定のなかった、上級安全装備やナビゲーションシステムを標準装備し、後席の快適オプションも選択可能になりました。
外板色としては、CROSSOVER RS、CROSSOVER Z、CROSSOVER Gに対し、新たに「マッシブグレイ」が追加されました
内装色には、CROSSOVER RS、CROSSOVER Zに対し、「ブラック/サドルタン」が追加されました。
また全車で内装の質感も向上しています。具体的には、ドアトリム、インパネ、センターコンソールボックスにソフトパッドを追加し、高級感を増しています。
「CROSSOVER G」には、アップグレードレディ設計が施されており、購入後にも機能追加が可能です。これにより、ユーザーは自分のライフスタイルやニーズに合わせて、さらにパーソナライズした車両を楽しむことができるようになります。
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特別仕様車「クラウンクロスオーバー RS ランドスケープ」は、「クラウン アウトドア コンセプト」がベース
特別仕様車「CROWN CROSSOVER RS LANDSCAPE」は、東京アウトドアショー2023および大阪オートメッセ2023で披露された「CROWN OUTDOOR CONCEPT」をベースに市販化したものとなる。
「CROWN OUTDOOR CONCEPT」では、派手なLEDライトの装着により、完全に顔付きが変わっている。タイヤのインチアップ、ワイドフェンダー、マットガード、車高アップと迫力あるSUVスタイルに仕上がっていた。
ヒッチメンバーにはクラウンの王冠マークが装飾されるが、これは市販型では別デザインでキャップに王冠マークとなった。
また、一部改良では、通常クラウンクロスオーバーのグレード構成や装備内容に変更が行われる見込み。実質的な値上げもあるかもしれない。
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新型クラウン 特別仕様車CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL” 2023年12月 発表
トヨタから、新型クラウン 特別仕様車CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”が2023年12月11日に発表された。
消費税込み車両本体価格は750万円に設定され、ベース車のCROSSOVER RS“Advanced”(2.4Lターボハイブリッド 4WD)に対して、110万円のアップとなる。
トヨタの新型クラウン 特別仕様車CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”は、革新的なデザインと機能性を兼ね備えている。このモデルのボディカラーは、特別設定色のマットメタルで、静謐な質感をもたらす。
日常のメンテナンスを容易にするため、この車両は最表面に革新的な特殊表面処理[TMコート]が採用される。このコーティングは、マット塗装の維持を手軽にしつつ、優れた防汚性と汚れ除去性を提供することで、耐久性を高める。
22インチのアルミホイールはマットブラック塗装が施され、スポーティな足元を演出している。サイドガーニッシュもマットメタルに統一され、上品なデザインが特徴だ。
内装に関しては、ブラックルーミッシュの特別内装色と、ウォームスティール加飾のインサイドドアハンドルが、洗練された空間を作り出している。
シートは本革スポーツレザーで、レッドステッチが施されており、走る楽しさを高めるホールド性能を備えている。インテリアの各所にはソフトパッドやソフトフィール塗装が設定され、心からくつろげる上質な空間を目指している。
シフトノブはディンプル加工の本革で、ピアノブラックオーナメントがアクセントになっている。
インストルメントパネルにはTHE LIMITED-MATTE METAL専用レーザー加飾が施され、特別な一台の証となっている。
リモコンキーはシルバーで洗練され、フラッグシップモデルにふさわしいデザインだ。
ステアリングホイールは本革巻きの3本スポークで、ウォームスティールのステアリングスイッチ周辺やダークグレーメタルのスポーク、ライトグレーのステッチが施されており、細部までこだわりが感じられる。
最後に、マニュアルケースはフルブラックのリサイクルレザーで、所有者への特別感を演出している。
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新型クラウンは、4つのボディタイプ、SUV化、FF化
SUV化、FF化など、これまで様々な情報が飛び交った新型クラウンであるが、2022年7月15日の発表では、その概ね全てと思われる4種類のボディタイプが披露され、いずれも市販化されると発表された。
そのうち1つは、FRプラットフォームを継承する伝統的なセダン。残り3つのボディタイプ(クロスオーバー、スポーツ、エステート)については、SUVの流れを汲むエクステリアデザインが取り入れられた。
新型クラウン クロスオーバーは、SUVと4ドアクーペの融合、先行販売中
まず、商品化されたのは、GA-Kプラットフォーム採用の「クラウン クロスオーバー」で、先行して販売中となっている。
新型クラウン スポーツは、SUVと5ドアハッチバックの融合、2023年夏発売予定
新型クラウンスポーツは、SUVと5ドアハッチバックを融合させたボディスタイルが採用された。
トヨタは2021年12月に、15モデルのバッテリーEVを発表していた。
その中の1つ「Crossover EV」は、新型クラウンスポーツのデザインスタディモデルであったことは間違いないだろう。
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新型クラウン エステートは、中大型のクロスオーバーSUV
新型クラウンエステートは、中大型サイズのクロスオーバーSUVとなる。想定されるプラットフォームはGA-Kで、ホイールベースの開発目標値は2850mmとなっている。つまり、北米ハイランダー、中国クラウンクルーガーと同サイズのSUVとなる。
エクステリアは独自デザインではあるものの、結局はクラウンクルーガーと性質の近いモデルを中国以外の市場でも導入することになる。
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SUV版クラウンクロスオーバー登場によるクラウンセダン終了はデマだった
新型クラウンに関連し、拡散している情報のなかで真実ではない部分もあった。
クラウンセダンの終了はデマである。
ワールドプレミアされた新型クラウンの4つのボディタイプの中には、セダンも含まれている。
これは従来型GA-Lナロープラットフォームが継承され、ロングホイールベース化された。
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新型クラウンをSUV化する必要性はあるのか
クロスオーバーSUVスタイルがトレンドとなっているが、クラウンまでクロスオーバー化させる必要性はあったのか。
これからのEVが普及していく時代の中では、床面へのバッテリー積載の関係で、腰高なボディスタイルの流行が予想される。対して、FRセダンの特徴であった低く伸びやかなスタイルは、従来的なイメージになりかねない。こういった車体デザインのトレンドは、パワートレイン種別を問わず影響を受けることになる。腰高なスタイルを選択肢に用意しておくことは、クラウンのモデルネーム生き残りのための一つの策となるだろう。
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新型クラウン クロスオーバー まとめ
まとめ更新日: 2024/04/05
- 2024年4月4日に一部改良
- 特別仕様車「CROWN CROSSOVER RS LANDSCAPE」を追加
- RS LANDSCAPEの特徴は、後席可倒式シート採用でラゲッジ拡大可能
- 装備の標準化によりアドバンスド系グレードが廃止
- ハンズフリーパワートランクリッド、カラーHUDなど標準装備化による値上げ
- 2022年9月 クラウン クロスオーバーがフルモデルチェンジ発売
- RSグレード、2.4L デュアルブーストハイブリッド搭載
- 通常グレード、2.5L ハイブリッド E-Four搭載
- FF系のGA-Kプラットフォームをベースに開発
- 2023年12月 特別仕様車CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”を発表
一部改良、特別仕様車「CROWN CROSSOVER RS LANDSCAPE」を追加 画像 2024年4月
CROWN 特別仕様車 CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL
CROWN OUTDOOR CONCEPT 画像 2023年2月 大阪オートメッセ
トヨタはクラウンシリーズを簡単には販売終了、廃止にはできない
国内シェア圧倒的ナンバーワンを誇るトヨタは、幅広いニーズに応える懐の深さがある。消えゆく車種への措置は寛大だ。
例えば、5ナンバーサイズのカローラ アクシオ/フィールダーは一部改良を受けながら販売が継続されている。カローラシリーズの現行型が全車3ナンバーサイズとなってからも、5ナンバー車のセダンやワゴンを求めるユーザーのため、旧モデルの生産、販売が続けられている状況だ。
また、プレミオ、アリオンは14年近く基本構造を変えずに販売が継続され、2021年3月末にようやく販売終了となった。
トヨタ消えていく車種、プリウスα、プレミオ、ポルテ…
いつかクラウンシリーズに次期型が出せない状況となったとしても、最終型クラウンに手直しを加えながら、法規クリアの限界まで、ロングセラー商品として残されることを期待したい。
220系最終モデルCROWN特別仕様車が2021年6月に発売
トヨタは、220系CROWNにコンセプトが異なる2つの特別仕様車を設定し、2021年6月30日より発売した。
CROWN 特別仕様車 RS“Limited Ⅱ”/RS Four“Limited Ⅱ”
特別仕様車のRS“Limited Ⅱ”/RS Four“Limited Ⅱ”は、RS/RS Fourをベース車に、ダークカラーで上質さと「スポーティ」さを高めた内外装が特徴となった。
インテリアでは、本革シート表皮+前席シートベンチレーションを装備。エクステリアは、マットブラック塗装の18インチ専用アルミホイール、漆黒メッキのフロントフォグランプリング、フロントグリル&バンパーなどで装飾された。
消費税込み車両価格は5,230,000円~5,670,000円で販売された。
CROWN 特別仕様車 S“Elegance Style Ⅲ”/S Four“Elegance Style Ⅲ”
もう一つの特別仕様車、S“Elegance Style Ⅲ”/S Four“Elegance Style Ⅲ”は、S/S Fourをベース車に、「エレガント」で高級感のある内外装に仕上げられた。
ハイパークロームメタリック塗装の18インチ専用アルミホイール、琥珀色の専用シート表皮、ドアトリム、センターコンソールサイドなどが装備の特徴となった。
消費税込み車両価格は5,290,000円~5,510,000円となった。
特別仕様車の共通装備
2つの特別仕様車の共通装備としては、イージークローザー、ナノイーX、専用加飾スマートキーが設定された。