新型【クラウン セダン】フルモデルチェンジいつ?2023年発売見込み、燃料電池車か、GA-Lナローを継承したMIRAIのロングホイールベース版の可能性【トヨタ最新情報】

クラウン

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トヨタは、2022年7月15日に新型クラウンの4つボディタイプを公開した。この中のセダンは発売時期が2023年になる見込み。そして、従来型220系のGA-LナロープラットフォームをキャリーオーバーさせたFR車である可能性が高い。

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MIRAI

そして、搭載パワートレインとして有力となっているのが、MIRAIから流用したFCEVである。

新型クラウン セダンのボディサイズ(開発目標値)

  • ホイールベース:3000mm
  • 全長:5030mm
  • 全幅:1890mm
  • 全高:1470mm

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新型クラウンセダンなど、GA-LナローとGA-K車種のレンダリング画像からフロントオーバーハングの比率を算出

FRレイアウトは一般的に、ホイールベースに対して、フロントオーバーハングが短くなるという特徴がある。新型クラウンセダン、及び既に仕様が判明しているGA-LナローとGA-Kプラットフォームの4車種(220系クラウン、新型クラウンクロスオーバー、新型レクサスRX、カムリ)について、真横からのレンダリング画像より計測を行い、ホイールベースを100%とした場合のフロントオーバーハングの比率を算出した。

この結果、新型クラウンセダンのフロントオーバーハングの比率は、GA-Lナロープラットフォームの220系クラウンに匹敵するほど小さいものであった。新型クラウンセダンは、GA-Kプラットフォームを採用するモデルとは明らかにボディの特徴が異なり、FRレイアウトが採用されていることが想定される。

  レイアウト プラットフォーム WB [mm] WB比率 フロントオーバーハング比率
220系クラウン FR GA-Lナロー 2920 100% 26.4%
新型クラウンセダン 100% 28.0%
新型クラウンクロスオーバー FF系 GA-K 2850 100% 31.6%
新型レクサスRX FF系 GA-K 2850 100% 33.0%
カムリ FF系 GA-K 2825 100% 31.6%

GA-Lナローは2018年フルモデルチェンジのクラウンからスタートしたばかり、引退は早すぎる

GA-Lナロープラットフォームは、現行ラインアップではFCEVのMIRAIで採用されるのみとなっており、また、2018年発売の220系クラウンから採用がスタートしたばかりで、クラウンシリーズでの採用を廃止するには早すぎる時期にある。

クラウンの16代目へのフルモデルチェンジにあたっては、GA-Kプラットフォーム採用モデルとは別に、GA-Lナロープラットフォームを継承した次期型FRセダンの計画があった。今回発表された「クラウン セダン」のボディは、計画中の「FRセダン」そのものであると考えられる。

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先代型クラウン 220系

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新型クラウン セダン

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新型クラウン クロスオーバー

2022.05.20

新型レクサスRX

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カムリ

新型クラウンセダンはFCEVの可能性、結局はMIRAIのロングホイールベース版か

新型クラウンセダンがGA-Lナロープラットフォームの採用であるなら、搭載されるパワートレインはどうなるのか。新型クラウンセダンの発売時期は2023年になることが見込まれる。カーボンニュートラルが急速に進められる中、220系キャリーオーバーの直4ハイブリッドを採用したところで、クラウンシリーズ伝統のセダンに相応しいパワートレインと言えるだろうか。

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MIRAI

新型クラウンセダンへの搭載パワートレインとして候補となっているのが、同じGA-Lナロープラットフォーム車種のMIRAIから流用されるFCEVである。

MIRAI 水素タンク

MIRAI

センタートンネルと後輪の前と後に配置された水素タンクは3本で、ボンネットにはFCスタックがレイアウトされる。電気モーターによる後輪駆動となり、FRということになる。

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MIRAI

また、発表された新型クラウンセダンは、3000mmという長いホイールベースも特徴の一つであった。MIRAIの2920mmから80mmの延長となる。新型クラウンセダンは、ロングホイールベース化により、MIRAIの弱点であった後席の狭さを解消したFCEVとなりそう。

クラウンセダンはGA-LナローのFR継承、GA-K採用クロスオーバーから先行販売

4つのボディタイプが用意されワールドプレミアを迎えた新型クラウンは、クロスオーバーが先行して販売される。新型クラウン クロスオーバーはカムリやレクサスESと共通化される「GA-K」プラットフォームを採用するもので、遂にクラウンシリーズは「FFレイアウト化」という大きな節目を迎えた。

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新型クラウン クロスオーバー

そしてもう一つ、FRレイアウトを継続する計画も進められていた。これは従来型220系クラウンから「GA-L ナロー」プラットフォームがキャリーオーバーされるものである。220系クラウンのフルスキンチェンジ版とも思われたが、FCEVの採用となればMIRAIの派生ロングホイールベース版と考えた方が近くなりそう。

トヨタ CROWN

トヨタ CROWN 220系

220系クラウンのTNGAプラットフォーム(GA-L ナロー)をキャリーオーバー、新型クラウン セダンは2023年発売見込み

新型クラウン セダンは、FF化やクロスオーバーSUV化に対する販売店やユーザーの反発や要望から湧き上がったものと考えられ、開発のスタートが遅れた。発売時期は2023年頃が見込まれる。

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新型クラウン セダン

従来型クラウンは2018年の発売であり、モデルサイクルが延びると、フルモデルチェンジの度に乗り換えてきたユーザーを取りこぼすことになる。これは国内向けクラウンをFR車の一本に絞ることができなかった理由の一つにもなっているかもしれない。

クラウン フロントグリル

220系 クラウン

クラウンのフルモデルチェンジ、FRモデルは次が最終型となる可能性

新型クラウン セダンに限られるが、FRレイアウトで開発されている可能性が高いことは、ファンにとっては朗報であったはず。それでも、クラウン向けのFRプラットフォームを新規開発することが難しい状況には変わりはない。これはレクサスのLSシリーズの事情と関わっている。

2018年発売の220系クラウンは、GA-Lプラットフォームのナロー版が採用されている。これはレクサスのLSシリーズ、およびLCシリーズでのGA-Lプラットフォームの全幅を縮小させたものである。

そして現在、このGA-Lプラットフォームの次世代型が開発される段階にある。その開発で重視されるのは、LSシリーズが進むべき方向である。クラウンではないのだ。LSシリーズは、レクサスのフラグシップセダンでもあり、グローバルモデルでもあるから優先されるのは当然である。

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レクサス LS500h

レクサスLSシリーズは、フルモデルチェンジで全幅拡大へ

LSシリーズのライバルとされるのは、以下のいわゆるドイツ御三家であるが、これらの全幅はいずれも拡大傾向にある。

  • メルセデス・ベンツ新型Sクラスは、全幅1954mm。
  • Audi A8は、全幅1945mm。
  • BMW 7シリーズは、全幅1950mm。
BMW 7series

BMW 7シリーズ

居住性、安全性の向上のため、御三家を代表する、フラグシップ プレミアムセダンのカテゴリでは、1950mm前後の全幅とするのが必至となってきている。

メルセデスベンツ Sクラス

対するレクサスLSシリーズ現行型の全幅は1900mmである。これに続く次期型では、ドイツ御三家に倣い、全幅を拡大していかねば、商品力で不利となってしまう状況にある。

AUDI A8

AUDI A8

クラウンは、あくまで国内向け、フルモデルチェンジ後も全幅1800mm以下が要求される

一方で、国内市場にターゲットが絞られたクラウンに要求される全幅は、1800mm以下である。これはグローバルで見れば、普及車クラスの水準である。例えば、VW・ゴルフの全幅は1790mm、プジョー・308の全幅は1805mmである。

308SW プジョー ジュネーブ2014

プジョー 308SW

220系クラウンは、FRセダン最上級のGA-Lベースでありながら「ナロー版」という既にギリギリの設計を強いられていた。元のGA-Lプラットフォームがさらに拡大となれば、もう1800mmに収めるのは無理というわけである。

クラウン トランク

ひとまずGA-Lナロー版がキャリーオーバーされて、クラウン次期型FRセダンが開発中となっているが、このプラットフォームをいつまでも使い続けるわけにもいかない。クラウンシリーズは、いずれは完全にFFレイアウトに絞られることが予想される。

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