新型【クラウン セダン】発売日いつ?2023年予定、広州モーターショー発表モデルに「マフラー無し」燃料電池車 FCEVの可能性、FRレイアウト、MIRAIのロングホイールベース版か【トヨタ フルモデルチェンジ最新情報】GA-Lナロープラットフォーム継承

クラウン
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新型 クラウンセダン 広州モーターショー

トヨタは、2023年1月8日まで開催される広州モーターショーで「クラウン セダン」を発表した。

2022年7月にはデザインスタディ相当のモデルがワールドプレミアとなり、発売時期として2023年が予告されていた。今回発表のモデルは、より市販型に近い、プロトタイプであることが想定される。外板パネルの継ぎ目の位置なども変更されており、生産を前提とした現実的なモデルに仕上げられている。ナンバープレートに表記された中国でのモデルネームは「皇冠 Sedan」となっている。

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新型 クラウンセダン 2022年7月発表モデル

デザインスタディモデルでは、フロントとリアのドアハンドルが一直線に並ぶことで、水平基調が強調されていた。今回発表のモデルでは、実用的な大きさにドアハンドルが大きくなっており、さらにリアドアハンドルはわずかに角度をつけて取り付けられているように見える。

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左後方側面には四角形のフューエルリッドカバーが備わる。

リアのテールランプは、クラウンクロスオーバーのように中央をトヨタエンブレムで区切ったものではなく、完全な一文字型となる。この一文字ランプの上方にトヨタエンブレム、下方に「CROWN」の文字が配置される。

今回の広州モーターショーでの出品により、新型クラウンセダンは中国市場での発売が確定的となった。日本市場と比較して、中国市場におけるプレミアムセダンの人気は高く、市場規模も大きい。その需要を満たすため、パワートレイン選択肢の一つに、ガソリンを燃料とするハイブリッドなどが含まれる可能性も出てきたのではないか。

一方で、より市販型に近づいた今回発表のモデルでも、マフラーの存在を確認することができない。クラウンセダンは、発表当初から、燃料電池車「MIRAI」のロングボディ版に相当する構造が予想されてきたが、そのこととも矛盾しない。引き続き、水素を燃料とする「FCEV」もパワートレインの有力な候補として考えられる。ちなみに、ハイブリッド車のクラウンクロスオーバーにおいても、排気口を見せないデザインが採用されている。

新型「クラウン セダン」2023年発売の<まとめ>は、次のページ

クラウンセダンの発売時期は2023年秋頃が予想される

トヨタは、新型クラウン セダンの2023年発売を計画している。

2022年、クラウンはFFレイアウト採用という大きな節目を迎えた。一方で、新型クラウンシリーズには、合計4種類のボディタイプが設定され、特に「クラウン セダン」では、従来的なFRレイアウトが継承される。

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現在のところ、クラウンセダンについて公表されているのは、市販型プロトタイプ相当と思われる車体と開発目標値であるボディサイズのみ。なかでも、ホイールベースは 3000mmと発表されている。クラウンクロスオーバーの2850mm、クラウンエステートの2850mm、クラウンスポーツの2770mmと比較して、クラウンセダンのホイールベースは最も長くなる。

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新型クラウンセダンは、長いホイールベースと、短いフロントオーバーハングを特徴としており、FRレイアウトの採用が推測される。公開された真横からのレンダリング画像から、これらを計測し比率を算出した結果でも、FRレイアウトである可能性は高い。

トヨタ クラウン

220系 クラウン

そうなると採用されるプラットフォームはどうなるのか。4つのボディタイプの1車種だけのために、新規にプラットフォーム開発をすることは無いだろう。220系クラウンで導入されたばかりで、まだ設計が新しいナロー版GA-Lプラットフォームのキャリーオーバーが予想される。そして、これは220系クラウンのホイールベース2920mmから80mm延長させた、3000mmのロングホイールベース版ということになるだろう。

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新型クラウン セダンのボディサイズ(開発目標値)

  • ホイールベース:3000mm
  • 全長:5030mm
  • 全幅:1890mm
  • 全高:1470mm

新型クラウンセダンは燃料電池車の可能性、結局はMIRAIのロングホイールベース派生車

新型クラウンセダンがGA-Lナロープラットフォームの採用であるなら、搭載されるパワートレインはどうなるのか。新型クラウンセダンの発売時期としては2023年が計画されている。カーボンニュートラルが急速に進められる中、220系キャリーオーバーの直4ハイブリッドを採用したところで、クラウンシリーズ伝統のセダンに相応しいパワートレインと言えるだろうか。

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MIRAI

新型クラウンセダンへの搭載パワートレインとして候補となっているのが、同じGA-Lナロープラットフォーム車種のMIRAIから流用されるFCEVである。

MIRAI 水素タンク

MIRAI

センタートンネルと後輪の前と後に配置された水素タンクは3本で、ボンネット内の重量物は、エンジンではなく、水素と酸素の化学反応によって電力を取り出すFCスタックが置かれる。電気モーターで後輪が駆動されるFRということになる。

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MIRAI

現行MIRAIは、クラスとしては後席が狭いことが弱点とされてきた。そして、これを改善したロングホイールベース版の開発が噂されていた。この噂が真実なら、予てから開発してきたロングホイールベース版のMIRAIを、ブランド力で実績のあるクラウン名義で販売する、ということになる。実現の可能性は、かなり高そうだ。

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MIRAI

新型クラウンセダンなど、GA-LナローとGA-K車種のレンダリング画像からフロントオーバーハングの比率を算出

FRレイアウトは一般的に、ホイールベースに対して、フロントオーバーハングが短くなるという特徴がある。新型クラウンセダン、及び既に仕様が判明しているGA-LナローとGA-Kプラットフォームの4車種(220系クラウン、新型クラウンクロスオーバー、新型レクサスRX、カムリ)について、真横からのレンダリング画像より計測を行い、ホイールベースを100%とした場合のフロントオーバーハングの長さを算出した。

この結果、新型クラウンセダンのフロントオーバーハングの比率は、GA-Lナロープラットフォームの220系クラウンに匹敵するほど小さいものであった。新型クラウンセダンは、GA-Kプラットフォームを採用するモデルとは明らかにボディの特徴が異なり、FRレイアウトが採用されていることが想定される。

  レイアウト プラットフォーム WB [mm] WB比率 フロントオーバーハング比率
220系クラウン FR GA-Lナロー 2920 100% 26.4%
新型クラウンセダン 100% 28.0%
新型クラウンクロスオーバー FF系 GA-K 2850 100% 31.6%
新型レクサスRX FF系 GA-K 2850 100% 33.0%
カムリ FF系 GA-K 2825 100% 31.6%

GA-Lナローは2018年フルモデルチェンジのクラウンからスタートしたばかり、引退は早すぎる

GA-Lナロープラットフォームは、現行ラインアップではFCEVのMIRAIで採用されるのみとなっており、また、2018年発売の220系クラウンから採用がスタートしたばかりで、クラウンシリーズでの採用を廃止するには早すぎる時期にある。

クラウンの16代目へのフルモデルチェンジにあたっては、GA-Kプラットフォーム採用モデルとは別に、GA-Lナロープラットフォームを継承した次期型FRセダンの計画があった。今回発表された「クラウン セダン」のボディは、計画中の「FRセダン」そのものであると考えられる。

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先代型クラウン 220系

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新型クラウン セダン

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新型クラウン クロスオーバー

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新型レクサスRX

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カムリ

クラウンセダンはGA-LナローのFR継承、GA-K採用クロスオーバーから先行販売

4つのボディタイプが用意されワールドプレミアを迎えた新型クラウンは、クロスオーバーが先行して販売される。新型クラウン クロスオーバーはカムリやレクサスESと共通化される「GA-K」プラットフォームを採用するもので、遂にクラウンシリーズは「FFレイアウト化」という大きな節目を迎えた。

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新型クラウン クロスオーバー

そしてもう一つ、FRレイアウトを継続する計画も進められていた。これは従来型220系クラウンから「GA-L ナロー」プラットフォームがキャリーオーバーされるものである。220系クラウンのフルスキンチェンジ版とも思われたが、FCEVの採用となればMIRAIの派生ロングホイールベース版と考えた方が近くなりそう。

トヨタ CROWN

トヨタ CROWN 220系

220系クラウンのTNGAプラットフォーム(GA-L ナロー)をキャリーオーバー、新型クラウン セダンは2023年発売見込み

新型クラウン セダンは、FF化やクロスオーバーSUV化に対する販売店やユーザーの反発や要望から湧き上がったものと考えられ、開発のスタートが遅れた。発売時期は2023年頃が見込まれる。

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新型クラウン セダン

従来型クラウンは2018年の発売であり、モデルサイクルが延びると、フルモデルチェンジの度に乗り換えてきたユーザーを取りこぼすことになる。これは国内向けクラウンをFR車の一本に絞ることができなかった理由の一つにもなっているかもしれない。

クラウン フロントグリル

220系 クラウン

クラウンのフルモデルチェンジ、FRモデルは次が最終型となる可能性

新型クラウン セダンに限られるが、FRレイアウトで開発されている可能性が高いことは、ファンにとっては朗報であったはず。それでも、クラウン向けのFRプラットフォームを新規開発することが難しい状況には変わりはない。これはレクサスのLSシリーズの事情と関わっている。

2018年発売の220系クラウンは、GA-Lプラットフォームのナロー版が採用されている。これはレクサスのLSシリーズ、およびLCシリーズでのGA-Lプラットフォームの全幅を縮小させたものである。

そして現在、このGA-Lプラットフォームの次世代型が開発される段階にある。その開発で重視されるのは、LSシリーズが進むべき方向である。クラウンではないのだ。LSシリーズは、レクサスのフラグシップセダンでもあり、グローバルモデルでもあるから優先されるのは当然である。

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レクサス LS500h

レクサスLSシリーズは、フルモデルチェンジで全幅拡大へ

LSシリーズのライバルとされるのは、以下のいわゆるドイツ御三家であるが、これらの全幅はいずれも拡大傾向にある。

  • メルセデス・ベンツ新型Sクラスは、全幅1954mm。
  • Audi A8は、全幅1945mm。
  • BMW 7シリーズは、全幅1950mm。
BMW 7series

BMW 7シリーズ

居住性、安全性の向上のため、御三家を代表する、フラグシップ プレミアムセダンのカテゴリでは、1950mm前後の全幅とするのが必至となってきている。

メルセデスベンツ Sクラス

対するレクサスLSシリーズ現行型の全幅は1900mmである。これに続く次期型では、ドイツ御三家に倣い、全幅を拡大していかねば、商品力で不利となってしまう状況にある。

AUDI A8

AUDI A8

クラウンは、あくまで国内向け、フルモデルチェンジ後も全幅1800mm以下が要求される

一方で、国内市場にターゲットが絞られたクラウンに要求される全幅は、1800mm以下である。これはグローバルで見れば、普及車クラスの水準である。例えば、VW・ゴルフの全幅は1790mm、プジョー・308の全幅は1805mmである。

308SW プジョー ジュネーブ2014

プジョー 308SW

220系クラウンは、FRセダン最上級のGA-Lベースでありながら「ナロー版」という既にギリギリの設計を強いられていた。元のGA-Lプラットフォームがさらに拡大となれば、もう1800mmに収めるのは無理というわけである。

クラウン トランク

ひとまずGA-Lナロー版がキャリーオーバーされて、クラウン次期型FRセダンが開発中となっているが、このプラットフォームをいつまでも使い続けるわけにもいかない。クラウンシリーズは、いずれは完全にFFレイアウトに絞られることが予想される。

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