新型【クラウン スポーツ】価格予想はHEVが「Z 500万円台後半」、PHEVが「RS 600万円台後半~700万円前後」、発売日いつ?HEVは2023年秋10月6日予想、冬頃PHEV予告【トヨタ最新情報】完成車体スパイショット画像リーク、やはり抽選販売か

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クラウンスポーツ スパイショット リーク画像@inatetsu0823様ご提供

新型クラウンスポーツの発売日が迫っている。まずはHEVモデルが先行して、2023年10月6日に発売日を迎える見込み。続いて、PHEVモデルの2023年冬頃の発売が予告されていたが、詳細な日程は未定となっている。

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当初、8月下旬にも予約スタートや見積もり可能な状態が想定されていたが、これは実施されなかった。ただし、10月の発売は、大きな遅延なく行われる可能性が高い。先行販売されるクラウンクロスオーバーに対して、クラウンスポーツは元々販売台数を抑えた計画のようで、各販売店への割当台数も相当少なくなる見込み。こういった状況を踏まえると、抽選販売となることが予想される。

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2023年5月には一部のユーザーに向けてPHEVモデルのプロトタイプ試乗会が行われたが、この時に仕様の一部が公表されたものの、以降は公式には情報が出されていない。一方で、販売店においては、10月発売に向けての動きも観測されている。そして、生産は既にスタートしているようで、市販型と思われる完成車体のスパイショットがリークされている状況となっている。

10月25日に開催されるジャパンモビリティショーでは、市販車の一般公開も期待される。

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クラウンスポーツの価格を予想

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クラウンスポーツ PHEV の予想価格は、600万円台後半~700万円程度

PHEVについては、A25A-FXS型の2.5Lの搭載となるだろう。新世代クラウンシリーズ初のPHEVということで、試乗会などでも先行して公開されてきた。

公表されたタイヤサイズの21インチで、グレード構成は「RS」の一種類が設定される見込み。装備は、「クラウンクロスオーバー RS 605万円」(A25A-FXS型HEV E-Four Advanced)に近くなることが見込まれる。また、通常のE-Fourモデルとしては、「G Advanced Leather Package 570万円」も装備部分でのコストが近い存在となりそう。

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ハリアーPHEV(A25A-FXS型)

HEVとPHEVの価格差は、ハリアーの「Z PHEV(A25A-FXS) E-Four 6,200,000円」と「Z HEV(A25A-FXS) E-Four 4,848,000円」から算出すると1,352,000円となる。

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クラウンクロスオーバー

ホイールベースがクラウンクロスオーバーの2850mmから2770mmへと短くなり、この点はいくらか安い方向に価格反映されるかもしれない。

クラウンスポーツ RS PHEV の価格としては、600万円台後半~700万円程度が予想される。

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クラウンスポーツ HEVの予想価格

HEVについては、2.5L NAハイブリッドのA25A-FXS型か、あるいは2.4L ターボ ハイブリッド(デュアルブーストハイブリッド)のT24A-FTS型のいずれが採用されるか、当初ははっきりとしない状況であった。この違いによって、価格帯は大きく異なるわけだが、これは2.5L NAハイブリッドの採用となる可能性が高い。クラウンスポーツの上級パワートレインとしての役割は、PHEVが果たすことになり、ターボは設定されない見込みとなっている。

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ただし、クラウンスポーツHEVのグレード構成は、最上級相当の「Z」の一種類に絞られる見込み。X,G,RSの系統でグレード構成されるクラウンクロスオーバーには用意されない最上級装備のグレードとなるだろう。21インチタイヤ装着のクラウンクロスオーバー HEV(4WD)の「CROSSOVER G“Leather Package” 540万円」を基準に、これよりは高くなるはず。

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クラウンスポーツ Z HEV の価格としては、500万円台後半~600万円程度が予想される。

クラウンスポーツの計画台数は、クラウンクロスオーバーと比較して小さい規模になるとされてきたが、やはり低価格帯のモデルは用意されない見込みとなっている。

2.4L ターボ ハイブリッドなら「EVモード」のスイッチは無いはずだが

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クラウンスポーツ

クラウンスポーツで現在のところ公開されているシフトノブ周辺の画像は、全て「EVモード」のスイッチが備わっている。「EVモード」無しの画像があれば、T24A-FTS型の採用がありそうだが、これは現在のところ確認できていない。5月に実施されたプロトタイプ試乗会でも、PHEVのみが対象で、HEVは用意されなかった。

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クラウンクロスオーバーRS(T24A-FTS型)

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新型クラウンスポーツのエクステリア

新型クラウンスポーツのフロント部分では近年のトヨタ車の特徴であるハンマーヘッドデザインが採用される。ハンマーヘッドのコの字の先端には、クラウンクロスオーバーやプリウスでは、ヘッドランプユニットが置かれたが、クラウンスポーツでは、片側3本LEDのデイタイムランニングライトのみが配置される。

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フロント両サイドにあるスポーツカーらしい上下三段で形成されるエアインテーク調デザインはダミーである。その最上部は、通常フォグランプスペースとしても使われがちであるが、このクラウンスポーツでは、メインのバイビームLEDヘッドランプが備わる。

駆動方式はHEV、PHEVともに4WDのみ。ボディサイズは、全長4,710mm×全幅1,880mm×全高1,560mmとなる。この他、ホイールベースが2,770mm、タイヤサイズが21インチ、定員が5名となる。

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また、国内を走行中のテスト車両もスパイショット画像もリークしていた。

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クラウンスポーツ スパイショット リーク画像@MACCHa_tart様ご提供

テスト車両はマットブラックボディに仕上げられており、これは擬装を目的としたラッピングであると思われた。その後、5月1日の試乗会にも登場しており、どうやらラッピングではなく、塗装によるもののようで、市販モデルのボディカラーとして設定されるのではと期待が高まる。試乗会の車両はあくまでプロトタイプとしている。

その他、クラウンスポーツのパワートレインについては、「BEV説」と「PHEV説」の2つがあったが、公式に「HEV」と「PHEV」が発表されている。

スパイショットのテスト車両からは、左右のリアフェンダーに給油口と充電口が存在しているのが確認できる。本テスト車両は「PHEV」ということになるだろう。

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クラウンスポーツにも「●HEV」と「●PHEV」のバッジが貼られる

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スパイショットされたクラウンスポーツのテスト車両で話題となっていたのが、バックドアのバッジである。拡大すると先頭は「」で、末尾は「V」ではないだろうか。

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新型プリウス PHEV

」は、新型プリウスで車体への貼り付けが初採用となった「BEYOND ZERO」のアイコンで、「宇宙船から見た地球」を意味する。

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」を採用するバッジは、現在のところ「HEV」と「PHEV」の2種類が存在し、クラウンスポーツにも同様のものが貼られることになる。

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クラウンスポーツはHEVとPHEVで市販化、当初計画はBEVであった可能性

クラウンスポーツは、新型クラウンシリーズの4つのボディタイプの一つとして、2022年7月にデザインスタディモデルがエクステリアが公開されていた。

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新型クラウンスポーツ

その姿は、2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で発表済みの「Crossover EV」と同様のデザインであったことから「BEV」となる可能性が高いと考えられてきた。

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「Crossover EV」バッテリーEV戦略に関する説明会

しかし、その後にトヨタのBEV戦略の見直しがロイターによって報じられた。その検討対象の車種として、特に「クラウン」シリーズが名指しされており、クラウンスポーツは「PHEV」に変更されたのでは、という噂があった。BEVであればe-TNGAプラットフォーム、PHEVであればTNGA-Kプラットフォームの採用が想定されるが、BEVからPHEVの変更ともなれば、プラットフォームの変更も伴いそうだ。ただし、e-TNGAは、TNGA-Kから派生したEVプラットフォームという経緯があり、その変更は比較的容易である可能性がある。

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クラウンスポーツ、e-TNGAならフロントフェンダーに充電口では?

一方、クラウンスポーツ開発車両のリーク画像から、左右リアフェンダーへの給油口あるいは充電口の配置が確認できるが、これはe-TNGA車種の「bZ4X」が左右フロントフェンダーに充電口をそれぞれ配置していることと一致しない。

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bZ4X

また、TNGA-KのハリアーPHEVは、左右リアフェンダーに給油口と充電口を備えており、クラウンスポーツと一致する。これらの事実については、クラウンスポーツがPHEVである可能性を高めるものであった。

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Crossover EV(バッテリーEV戦略説明会)

ただし、間違いなくBEVとして計画されていた「Crossover EV」の写真からは、充電口がリアフェンダーに配置されているのが薄っすらと確認できる。

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給油口あるい充電口の位置で、BEVかPHEVを判別するのも難しいようだ。

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「クラウンスポーツ」EV戦略見直し検討の対象、クラウンなど開発一時停止と報道

「クラウンスポーツ」のエクステリアデザインは既に公開済み。2022年7月の市販型「クラウン クロスオーバー」の発表会では、コンセプトモデルとして「クラウン スポーツ」「クラウン セダン」、「クラウン エステート」の3モデルも同時公開された。

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なかでも「クラウン スポーツ」は、ハッチバックタイプのクロスオーバーSUVに仕上げられており、2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で出品されていたコンセプトカー「Crossover EV」そのものであった。

Crossover EV

「Crossover EV」バッテリーEV戦略に関する説明会

つまり、「クラウンスポーツ」はBEVで計画されている可能性が濃厚で、プラットフォームには「e-TNGA」の採用が見込まれる。

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しかしその後、トヨタのEV戦略の大幅な見直し検討が、ロイターによって2022年10月に報じられた。

トヨタ BEV ラインアップ 2021

「e-TNGA」は、ガソリン車からBEVへの移行期に最適化されている。従来のガソリンエンジン搭載車と同じ製造ラインで生産されることが前提で、これでは他ブランドBEVに対して、コストや製品クオリティなどで競争力を持つことが難しい。世界的なBEVへの移行が想定以上のスピードで進むなか、もっと本格的なBEVを早期に製品化させる必要性が出てきている。

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テスラ MODEL Y

このため、「e-TNGA」をベースとした新型BEVの市場投入計画をキャンセルするとともに、次世代BEVプラットフォームの前倒し導入が検討されている。これは、BEV専用ラインの導入だけでなく、ギガプレス(大型アルミ鋳造機)の採用なども検討対象に含まれる。

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BYD SEAL

その一方で、発売中の「e-TNGA」採用モデル「bZ4X」については、増産が検討されている。新規の「e-TNGA」採用車種の発売中止で空きとなった生産枠が活用されることになるだろう。

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bZ4X

新プラットフォーム採用のBEV登場までは、既存ラインアップの「bZ4X」などの販売台数を増やすことで乗り切ることになる。

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トヨタ、EV戦略見直し検討 クラウンなど開発一時停止=関係者

トヨタ自動車が電気自動車(EV)事業を巡り、戦略の修正を検討していることが分かった。基本設計のプラットフォーム(車台)も見直しの対象に含めており、2030年までにEV30車種をそろえるとしていた従来の計画の一部は既にいったん止めた。
(中略)
小型の多目的スポーツ車(SUV)「コンパクトクルーザー」や高級車「クラウン」のEV版も含まれる。
(中略)
見直しの焦点となっているのは、トヨタがEV用に開発した「e-TNGA」と呼ばれるプラットフォーム(車台)。…

REUTERS

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新型クラウンスポーツの想定される仕様、予想価格

新型クラウンスポーツのボディサイズ

新型クラウンスポーツは開発目標値ならがもボディサイズが示されていた。2023年4月に改めて発表された数値でも、全長、全幅、全高に変わりは無い。しかし、この段階ではホイールベースは示されなかった。

  • ホイールベース:2770mm(開発目標値)
  • 全長:4710mm
  • 全幅:1880mm
  • 全高:1560mm

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「クラウンスポーツ」の発売時期など<まとめ>は、次のページ

 

クラウンスポーツ発売予定 まとめ

  • 「バッテリーEV戦略に関する説明会」の「Crossover EV」と共通デザイン
  • e-TNGAプラットフォーム採用のBEVの可能性があったが、BEV計画の見直しによりHEVとPHEVに変更された
  • 2023年秋以降の発売予告
  • 2023年10月6日にHEV(4WD)が発売予想
  • 2024年初頭にPHEV(4WD)が発売予想
  • ホイールベース開発目標値 2770mm(先行販売中クラウンクロスオーバーは2850mm)
  • 全長4710mm✕全幅1880mm✕全高1560mm
  • 予想パワートレイン、HEVが2.5L NA、PHEVが2.5L NA
  • 予想価格は、HEVが500万円台後半、PHEVが600万円台後半~700万円程度

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新型クラウンスポーツの画像一覧 2023年4月 発表

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新型クラウンスポーツの画像一覧

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