新型【クラウン スポーツ】発売日いつ?2023年予告も発売中止の可能性あり、トヨタがBEV戦略見直し検討、次世代BEVプラットフォーム前倒しのため新たなe-TNGA車種投入に慎重【最新情報】価格予想

クラウン
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新型クラウンスポーツ

トヨタは、新型「クラウンスポーツ」として、ハッチバックタイプのクロスオーバーSUVの発売を2023年に発売することを予告していた。しかし、これは中止となる可能性が浮上している。

「クラウンスポーツ」の発売時期など<まとめ>は、次のページ

「クラウンスポーツ」のエクステリアデザインは公開済み。「クラウンクロスオーバー」と同時発表されたクラウンシリーズのなかの一台で、これはまさに、2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で出品されていたコンセプトカー「Crossover EV」そのものであった。つまり、BEVということになり、プラットフォームには、「e-TNGA」の採用が見込まれる。

しかしその後、トヨタのEV戦略の大幅な見直しが、ロイターによって2022年10月に報じられた。

「e-TNGA」は、ガソリン車からBEVへの移行期に最適化されている。従来のガソリンエンジン搭載車と同じ製造ラインで生産されることが前提で、これでは他ブランドBEVに対して、コストや製品クオリティなどで競争力を持つことが難しい。世界的なBEVへの移行が想定以上のスピードで進むなか、早期に次世代BEVを製品化する必要性が出てきている。このため、「e-TNGA」をベースとした新型BEVの市場投入計画をキャンセルするとともに、次世代BEVプラットフォームの前倒し導入が検討されている。これは、BEV専用ラインの導入だけでなく、ギガプレス(大型アルミ鋳造機)の採用なども検討対象に含まれる。

その一方で、発売中の「e-TNGA」採用モデル「bZ4X」については、増産が検討されている。クラウンスポーツなど、新規の「e-TNGA」採用車種の発売中止により生じた生産枠が活用されることになる。新プラットフォーム採用のBEV登場までは、既存ラインアップの「bZ4X」などの販売台数を増やすことで乗り切ることになる。

クラウンスポーツの発売中止は、あくまで検討段階ということだが、決断、実行される可能性は大いにありそう。

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トヨタ、EV戦略見直し検討 クラウンなど開発一時停止=関係者

トヨタ自動車が電気自動車(EV)事業を巡り、戦略の修正を検討していることが分かった。基本設計のプラットフォーム(車台)も見直しの対象に含めており、2030年までにEV30車種をそろえるとしていた従来の計画の一部は既にいったん止めた。
(中略)
小型の多目的スポーツ車(SUV)「コンパクトクルーザー」や高級車「クラウン」のEV版も含まれる。
(中略)
見直しの焦点となっているのは、トヨタがEV用に開発した「e-TNGA」と呼ばれるプラットフォーム(車台)。…

REUTERS

新型クラウンスポーツはBEVとなる可能性大、e-TNGA採用

トヨタは2022年7月15日、新型クラウンのワールドプレミアを実施した。

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4つのボディタイプ全てを同時発表するというサプライズな内容であったが、この中の1台、「クラウン スポーツ」は発売時期として2023年が予告され、発売日は夏頃になることが予想される。

その車体は2021年12月の「バッテリーEV戦略に関する説明会」で公開されていたコンセプトカーの「Crossover EV」そのものであった。

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Crossover EV (2021年12月 発表)

つまり、新型クラウンスポーツはBEVであることが確定的となっている。

新型クラウンスポーツのボディサイズ

新型クラウンスポーツは開発目標値ならがもボディサイズが示されている。

  • ホイールベース:2770mm
  • 全長:4710mm
  • 全幅:1880mm
  • 全高:1560mm

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新型クラウンスポーツはe-TNGAプラットフォームを採用

トヨタの新世代BEVは、e-TNGAと名付けられた共通プラットフォームをベースに開発される。新型クラウンスポーツも例外ではないだろう。

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bZ4X GR SPORT CONCEPT

既にe-TNGAプラットフォームで商品化されたモデルは、bZ4Xと姉妹モデルのスバル・ソルテラがあり、さらにレクサス・RZ450eがまもなく加わる。これらの車種はいずれもホイールベースが2850mmで、SUVのボディスタイルを採用したものである。

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RZ450e

新型クラウンスポーツは5ドアハッチバックとクロスオーバーSUVを融合させたボディスタイルが採用された。まるで、ポルシェ・マカンのような風貌に仕上げられている。新型クラウンスポーツのホイールベースは2770mmということで、先行する3つのe-TNGA車種と比較して80mm小さくなる。

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クラウンスポーツ

ただし、トヨタブランドのフラッグシップである「クラウン」を名乗るだけあって、車格的にはbZ4Xより上級に仕上げられることが予想される。むしろRZ450eに近いぐらいのプレミアムイメージとなるだろう。bZ4XとRZ450eはバッテリーサイズこそ同等の71.4kWhという容量を搭載するが、両者のモーター出力パフォーマンスは全く異なる。bZ4Xのフロント80kw、リア80kwに対し、RZ450eはフロント150kw、リア80kwで、後者のフロントのモーター出力は大幅に強化されている。こういった関係性の中で、クラウンスポーツの仕様がどのようになるのかが注目される。

新型クラウンスポーツの価格を予想

クラウンスポーツのエントリー価格は、700万円前後が予想される。

先行してe-TNGAプラットフォームを採用する市販モデルは、bZ4Xと姉妹車種のスバル・ソルテラがある。リース専用車のbZ4Xは参考価格として、FWDモデルが600万円、4WDモデルが650万円で設定されている。またソルテラは、FWDが594万円、AWDが638万円となっており、さらにET-HSグレードとして本革シートなど上級装備をまとったハイクオリティモデル(AWD)が682万円で設定されている。

クラウンスポーツのエントリー価格は、ソルテラのET-HSグレードと同程度か上回ることが予想され、その額は700万円前後になることが予想される。販売の中心となってくるグレードの価格帯は、さらに上となりそう。

新型クラウンスポーツにはステアバイワイヤシステム装備の可能性

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RZ450e ステアバイワイヤシステム

ステアバイワイヤシステムも新型クラウンスポーツで採用が期待されるものの一つ。ステアバイワイヤシステムはRZ450eで導入予定となっている。bZ4Xにおいては中国仕様に限り用意され、日本仕様には設定が無い状況だ。

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