トヨタ【アルファード】フルモデルチェンジ発売2022年秋~冬、2023年エルグランドも新型へ

アルファード

トヨタのミニバン、アルファードがフルモデルチェンジを受けて2022年秋~冬に発売される見込み。

アルファード

現行アルファード

そして、そのすぐ後の2023年には、日産・エルグランドに13年ぶりとなるフルモデルチェンジが計画されており、長年ミニバン王者として君臨してきたアルファードのポジションは必ずしも安泰とは言えない状況になりそうだ。

新型アルファードはTNGA-K導入により正常進化

先に新型に切り替わるアルファードは、TNGA(GA-K)プラットフォーム採用によるトヨタの最新テクノロジーが導入される。

ハイランダー

ハイランダー

これまでのGA-K採用モデルの中で最もホイールベースが長かったのは、北米ハイランダーなどの2850mmであるが、アルファードではさらにロングホイールベース化され、現行アルファードの3000mmと同程度になる見込み。つまり新型アルファードは極端に大型化されることはなく、現行型同様の取り回し性が維持されることになる。

ボディシェイプは底床技術の導入とルーフ高が下げられ、広いキャビンスペースを維持しながらもスポーティーなスタイルに仕上げられる。

この他、パワートレインでは、最新のA25A-FXS型ハイブリッドと、レクサスNXで先行導入される新開発2.4L ターボエンジンが搭載されるだろう。

エルグランドは大型車種向けe-POWER搭載でハイブリッド化

そして、ライバルのエルグランドは、課題となっていた燃費性能が大きく向上する。

現行エルグランド中期型オーテック

現行エルグランド中期型オーテック

シリーズ式ハイブリッドのe-POWERは、より大きな車体サイズに向けた1.5L VC-Turbo e-POWERが、来春発売の新型エクストレイルより市販車搭載が始まる。
このシステムをベースにバッテリーやモーターなどが増強され、車体重量がより大きいエルグランドにも搭載されることになりそうだ。

新型アルファード、フルモデルチェンジで採用のTNGA-Kプラットフォームとは

新型アルファードで採用されるTNGA-Kプラットフォームについて詳しく見ていく。

ヴェルファイア トヨタ

現行 ヴェルファイア

まずエンジンラインアップはTNGA-K車種と共通化されることになる。これまでTNGA-Kプラットフォームが採用されたモデルは、カムリ、RAV4、ハリアー、レクサス新型NX、北米ハイランダーといったあたり。そして、2022年の発売が予想されるクラウンクロスもFFベースとなり、TNGA-Kで開発される。

TNGA-K向けエンジンのなかでもアルファードに搭載され、販売の主力となってきそうなのが、A25A-FXS型の2.5Lダイナミックフォースエンジンのハイブリッド仕様である。

フルモデルチェンジで新型アルファード ハイブリッドにダイナミックフォースエンジンを導入

新型アルファードの直4 2.5L ハイブリッドモデルは、排気量こそ現行の2AR-FXE型から大きく変わりがないが、ダイナミックフォースエンジンのA25A-FXS型という最新型となる。

A25A-FXS

2.5Lハイブリッド A25A-FXS型

A25A-FXS型はトヨタブランド車種では、カムリ、クラウン、RAV4、ハリアーで搭載実績がある。

アルファード リアコンビネーションランプ

また、現行型アルファードハイブリッドは、4WDモデル(E-Four)のみに設定されてきたが、A25A-FXS型を導入する新型ではE-Fourに加え、燃費性能が優れるFF仕様も用意され、電動化率を高めることになりそうだ。

新型アルファードへの2.4Lターボの搭載は、フルモデルチェンジのタイミングで遅れる可能性も

エンジンラインアップの一つとして注目されるのが、新開発2.4Lターボ(T24A型)で、従来型V6 3.5L NA(2GR-FKS型)からのダウンサイジングターボに相当する。T24A型は間もなく2021年10月にフルモデルチェンジされるレクサスNXで初搭載となる見込み。さらに、このエンジンは縦置きバージョンも用意されるようで、FR車のレクサス次期ISにも搭載されることになるだろう。

NXリーク画像

次期NX リーク

レクサス車種との差別化のため、この新型エンジンがトヨタ車種へ導入されるタイミングが遅くなるケースが考えられる。つまり、アルファードのフルモデルチェンジのタイミングでは、現行のV6 3.5Lがキャリオーバーされ、モデル中期で新型2.4Lターボにリプレイスされるという可能性がある。

フルモデルチェンジで2.5L NA搭載のアルファードは廃止されるのか

そして、2.5L NAエンジンについては、フルモデルチェンジ後はどうなるのか。

例えば、次期アルファードで2.5L NAの設定が廃止されるとする。エントリーモデルは2.5L ハイブリッドとなり、さらに装備の充実化などによる20万円程度の値上がりも加わるから、エントリー価格は現行の359.7万円から大幅な値上がりとなる。

A25A-FKS

2.5L NA A25A-FKS型

これを避けるためにも、2.5L NAエンジンは、FFに限り残されるという公算が大きい。これも従来の2AR-FE型ではなく、北米カムリで搭載実績のあるダイナミックフォースエンジンのA25A-FKS型の搭載が望まれるところである。

フルモデルチェンジ後は、新型アルファードに一本化、販売チャネル統合

トヨタはこれまで、複数チャンネルでの販売を得意とし、エクステリア違いの姉妹モデルをラインアップすることで、国内市場での販売シェアを拡大させてきた。このLクラスミニバンのセグメントでは、アルファード、ヴェルファイアの2モデル体制で販売され、Lクラスミニバンの王者として揺るぎない地位を確立した。

しかし姉妹車種のヴェルファイアは、アルファードと比較して販売台数が少なかったこともあり廃止となるだろう。トヨタでは販売チャネル別に設定されていた姉妹車種を1モデルに統合していく流れとなっている。

フルモデルチェンジ前の現行型は、アルファードが圧倒的人気

以前はアルファードならトヨペット店、ヴェルファイアならネッツ店という縛りがあったために、両者の販売台数に大きな差は出にくかった。例えば、アルファードが気に入っているにもかかわらず、ネッツ店が家から近い、あるいはネッツ店と以前から付き合いがあるという理由で、ヴェルファイアを購入したというユーザーも少なからずいたわけだ。

アルファード 後期型

2020年5月からトヨタは販売チャネルを統合しており、アルファードとヴェルファイアにおいても全店取り扱いとなった。ユーザーは好みのディーラーで、好みの車種を選べる状況にあるなかで、アルファードが圧倒的な販売実績を残した。フルモデルチェンジ後の次期モデルでアルファードの車名が継続されるのも当然というわけである。

アルヴェル、中古車相場でも違いが出てきた

アルファードが人気車、ヴェルファイアが不人気車という傾向は、中古車相場でも明確に表れており、ユーザーでは下取り価格を意識した上で、アルファードを選択するという流れも起こっている。もはやヴェルファイアの人気の挽回は難しくなっている。

アルファード前期型

アルファード前期型

フルモデルチェンジ後は、ヴェルファイアのエクステリアイメージが新型アルファードのエアロタイプで残される

なお、これまでのヴェルファイアをイメージさせるスポーティータイプのエクステリアバージョンは、アルファードに設定されるエアロタイプの一つとしてフルモデルチェンジした後も残される見込みである。

さらに、足回りの強化などが盛り込まれたGRスポーツも計画されている。

アルファードの一部改良で、フルモデルチェンジまでの現行型販売体制が整えられる

現行型アルファード/ヴェルファイアは2021年5月に一部改良が実施された。これが恐らく現行型最終モデルということになり、フルモデルチェンジまでの販売体制が整えられた。

ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱ

ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱ

アルファードは特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅱ”が設定されたほか、ヴェルファイアはGOLDEN EYES Ⅱのワングレードのみに絞られ、まさにモデル末期といった状況である。

ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱ 内装

ヴェルファイア GOLDEN EYES Ⅱ

特にヴェルファイアについては、フルモデルチェンジを待たずして、販売終了となる可能性がある。

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アルファードは装備充実でグレードラインアップを継承

一方でアルファードは装備を充実させ、多数のグレードが一部改良の後も継承される。

トヨタ アルファード

現行アルファード

また、一部のパワートレインタイプでアイドリングストップのオプション設定が廃止となる。アイドリングストップは、最近では減税条件の決め手となりにくく、バッテリーのコスト負担が増えることから、採用しない車種が出てきている。

新型アルファードへのフルモデルチェンジ日程、半導体不足の影響

ヴェルファイア 後期型

現行型のアルファードとヴェルファイアは、2021年5月に一部改良を受けている。通常であれば、その後1年程度の販売期間を経てフルモデルチェンジとなる流れであるが、自動車向け半導体不足の影響によりスケジュールにズレが生じてきている。

ミニバン車種でワンサイズ小さいノア&ヴォクシーは、当初2021年後半のフルモデルチェンジが想定されていたが、2022年3月頃まで延期となった。次期アルファードの発売は、そこから暫く経過した後のタイミングとなり、2022年秋~冬まで待たされることになるだろう。

ノア

現行型ノア

新型アルファード、フルモデルチェンジ直後は販売台数ランキング上位を獲得か

現行型アルファードは2015年1月にフルモデルチェンジ発売され、既に6年が経過。2018年1月にはマイナーモデルチェンジを受け後期型に切り替わっている。現在はモデル末期ということになるが、それでも2020年度の販売台数ランキングは第4位で、10万台を超えた。エントリー価格359.7万円のモデルが、この水準で売れ続けているのは他に類を見ないといってもいいだろう。

アルファード インテリア

現行アルファード

新型アルファードがミニバン一人勝ちの原因、フルモデルチェンジ後も継承

ミニバンブームが去った後もなお、アルファードが売れ続けている理由は、2列目、3列目シートに乗車する人が時代を経て変化してきたことにある。

ヴェルファイア前期型

ヴェルファイア前期型

かつてのファミリーミニバンといえば、前席に大人が乗車し、後席に子供を乗せるというシーンが目に浮かぶ。こういった使い方をメインとするユーザーはもちろん現在でも多くおられるが、その絶対数は以前よりも減っている。

少子高齢化が進むなかで同乗者の年齢層も変わってきた。後席は子供ではなく、大人が乗ったときの快適性が強く求められ、結果的にミニバン車種の中でも最上級のアルファードが選ばれやすくなった。

ヴェルファイア リアコンビネーションランプ

フルモデルチェンジを受けた次期型でもこのあたりのニーズは反映されることになる。プラットフォームにはTNGA世代の最新テクノロジーが使われ、さらに進化した乗り心地が提供される。2列目および3列目シートは、よりリラックスできるものとなり、乗り降りのしやすい低床化も盛り込まれる。エクステリアは落ち着きと威厳のあるスタイルを踏襲しながらも、全高をやや縮小させることで時代に即したデザインとなるだろう。

少なくとも、日産の新型エルグランドが発売されるまでは、新型アルファードが同クラスで圧倒的なセールスを維持することになりそうだ。

アルファード/ヴェルファイアのフルモデルチェンジ情報は、こちらからもご覧いただけます。

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