【新着】アルファードのフルモデルチェンジ情報、一部改良でヴェルファイアがワングレード化

アルファード

アルファード/ヴェルファイアまずは現行型が一部改良でグレード整理

トヨタではアルファード/ヴェルファイアの次期型が開発中となっている。TNGA技術が導入される次期型については後半で説明する。まずはモデル末期となった現行型の整理が2021年4月28日の一部改良で実施される予定となっている。

トヨタ アルファード

現行アルファード

ヴェルファイアは一部改良で1グレード化、恐らく最終モデル

このなかでヴェルファイアは特別仕様車Z“GOLDEN EYES”Ⅱの一種類のみにグレードが絞られる見込みだ。

先月2021年2月の販売実績は、アルファードが10,107台に対し、ヴェルファイアは1,005台となり、10倍を超える差となった。こういったことなどを背景に、次期型ではアルファードに一本化されることが確定的となっていたが、ヴェルファイアのモデルネームはもっと早い段階から姿を消すことになりそう。

今回の特別仕様車がヴェルファイア最終モデルとなり、フルモデルチェンジを待たずして先にカタログ落ちとなる可能性がある。

ヴェルファイア

現行ヴェルファイア

アルファードは装備充実でグレードラインアップを継承

一方でアルファードは装備を充実させ、多数のグレードが一部改良後も継承される。

また、一部のパワートレインタイプでアイドリングストップのオプション設定が廃止となる見込み。アイドリングストップは、最近では減税条件の決め手となりにくく、バッテリーのコスト負担が増えることから、採用しない車種が出てきている。

アルファードのフルモデルチェンジ計画、次期型も販売台数ランキング上位を獲得か

現行型アルファードは2015年1月にフルモデルチェンジ発売され既に5年が経過。2018年1月にはマイナーモデルチェンジを受け後期型に切り替わっている。現在はモデル末期ということになるが、それでも2021年2月の販売台数ランキングは、ヤリス、ルーミーに続く第3位で1万台を超えた。エントリー価格352万円のモデルが、この水準で売れ続けているのは他に類を見ないといってもいいだろう。

アルファードがミニバン一人勝ちの原因

ミニバンブームが去った後もなお、アルファードが売れ続けている理由は、2列目、3列目シートに乗車する人が時代を経て変化してきたことにある。

かつてのファミリーミニバンといえば、前席に大人が乗車し、後席に子供を乗せるというシーンが目に浮かぶ。こういった使い方をメインとするユーザーはもちろん現在でも多くおられるが、その絶対数は以前よりも減っている。

少子高齢化が進むなかで同乗者の年齢層も変わってきた。後席は子供ではなく、大人が乗ったときの快適性が強く求められ、結果的にミニバン車種の中でも最上級のアルファードが選ばれやすくなった。

フルモデルチェンジを受けた次期型でもこのあたりのニーズは反映されることになる。プラットフォームにはTNGA世代の最新テクノロジーが使われ、さらに進化した乗り心地が提供される。2列目および3列目シートは、よりリラックスできるものとなり、乗り降りのしやすい低床化も盛り込まれる。エクステリアは落ち着きと威厳のあるスタイルを踏襲しながらも、全高をやや縮小させることで時代に即したデザインとなるだろう。

アルファード

現行アルファード

フルモデルチェンジを待たずヴェルファイア廃止の可能性、アルファードに一本化

トヨタはこれまで、複数チャンネルでの販売を得意とし、エクステリア違いの姉妹モデルをラインアップすることで、国内市場での販売シェアを拡大させてきた。このLクラスミニバンのセグメントでは、アルファード、ヴェルファイアの2モデル体制で販売されてきたわけだが、フルモデルチェンジ以降はヴェルファイアは廃止、アルファードに一本化されることになる。

なお、これまでのヴェルファイアをイメージさせるスポーティータイプのエクステリアバージョンは、アルファードに設定されるエアロタイプの一つとして残される見込みである。

さらに、専用エクステリアだけでなく、足回りの強化などが盛り込まれたGRスポーツも計画されている。

次期アルファードの発表発売時期は2022年の後半から2023年の序盤あたりが予想される。ただし、自動車向け半導体の供給不足が世界的な問題となっており、次期アルファードの発売時期にまで影響が出る可能性がある。

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現行モデルはアルファードが圧倒的人気

冒頭でも触れた販売実績の数字をさらに詳しくみていくと、ヴェルファイアと比較して、アルファードが圧倒的に人気であることがわかる。

コロナ禍となった昨年2020年の販売台数は、アルファードが9万0748台、ヴェルファイアが1万8004台という結果となっており、大差をつけてアルファードが売れた。

現行型は2020年1月のマイナーモデルチェンジの段階で、既にアルファードに人気が傾いていた。

ただ、以前はアルファードならトヨペット店、ヴェルファイアならネッツ店という縛りがあったために、両者の販売台数に大きな差は出にくかった。例えば、アルファードが気に入っているにもかかわらず、ネッツ店が家から近い、あるいはネッツ店と以前から付き合いがあるという理由で、ヴェルファイアを購入したというユーザーも少なからずいたわけだ。

2020年5月からトヨタは販売チャネルを統合しており、アルファードとヴェルファイアにおいても全店取り扱いとなった。ユーザーは好みのディーラーで、好みの車種を選べる状況になるなかで、アルファードが圧倒的な販売実績を残した。次期モデルでアルファードの車名が継続されるのも当然というわけである。

アルファード インテリア

現行アルファード

アルヴェル、中古車相場でも明確な違いが出てきた

アルファードが人気車、ヴェルファイアが不人気車という傾向は、中古車相場でも明確に表れており、ユーザーでは下取り価格を意識した上で、アルファードを選択するという流れも起こっている。もはやヴェルファイアの人気の挽回は難しくなっている。

次期型を待たずして、ヴェルファイアは早期生産終了となる可能性すらある。

次期アルファードはダウンサイジングターボ、フルモデルチェンジでもEVブームに逆行

さて、欧州では昨年2020年からEVブームが本格化している。これまで好調だった米国テスラの車種に加え、手厚い補助金を背景にフォルクスワーゲン ID.3、ルノー ゾエといった地元ブランド車の販売が目立った。

こういった欧州でのEVトレンドに対して、トヨタは消極的と見られがちであるが、レクサスUX300eを投入するなど、いくらかの動きはあった。さらに、EVバンとしてプロエース・ヴァーソ・エレクトリックを2021年3月に欧州発売する予定となっている。

プロエース ヴァーソ エレクトリック

プロエース ヴァーソ エレクトリック

ただし、このプロエース・ヴァーソ・エレクトリックはトヨタが生産する車種ではない。PSAグループから車体供給され、トヨタのブランドで欧州販売されるOEMモデルである。欧州では、小型車だけでなく、アルファードに近い車体サイズのモデルもEV化されつつある。

そんななか、次期アルファードへの搭載が想定されているパワートレインは、

  • 2.5Lハイブリッド(A25A型)
  • 2.4Lターボ(新開発T24A型)

これら2種類である。

EVブームの最中、新開発のダウンサイジングターボエンジンというのは違和感があるが、欧州もEV補助金が底をつけば、従来からのダウンサイジングターボエンジン搭載車がまた息を吹き返すはず。

日本市場でのEV普及を後押しする政府の規制、補助金制度は、いくらかは整いつつあるが、まだ消極的な姿勢が否めない。
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2.4LターボはレクサスNXなどにも搭載される見込み

NXリーク画像

次期NX リーク

次期アルファードへの搭載が予想される新開発2.4Lターボエンジンは、従来の3.5L V6エンジンとのリプレースを目的に開発されている。フルモデルチェンジされた次期アルファードのほか、レクサスIS、レクサスNXの各次世代モデルへの搭載が予想される。

レクサス次期NXシリーズの情報について、詳しくは、
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