レクサス・新型LMシリーズの日本発売の時期は2023年末~2024年序盤頃が予想される。
レクサス現行LMシリーズは、トヨタ30系アルファードをベースとした高級版という位置付けで、中国、台湾などアジア地域を中心に2020年より販売されてきた。
一方で、トヨタブランドではアルファード/ヴェルファイアのフルモデルチェンジが計画されており、新型40系が2023年6月に正式発表される見込みとなっている。

LMシリーズも数ヶ月遅れるものの、40系ベースへのフルモデルチェンジを受けることになる。
そして、40系の新型LMシリーズからは、これまで正規販売されていなかった日本市場への導入を果たすことになりそうだ。
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LM500h、LM450h+を予想、上級パワートレインでアルファード/ヴェルファイアと差別化
ラージクラスミニバンでは、ひとまずトヨタブランド車のフルモデルチェンジが迫っており、その概要がいくらか判りつつある。なかでも注目されているのが、最上級モデルとして、新型ヴェルファイアに「Zプレミア」が設定され、これには2.4Lターボエンジン(T24A-FTS型)が搭載される見込み。
T24A-FTS型エンジンには、これまで2パターンの導入例がある。
まずは、NX350とRX350で採用されたコンベンショナル版で、これには8速ATとAWDが組み合わせられた。
もう一つは、RX500hとクラウンクロスオーバーRSで導入されたハイブリッド版で、6速ATとE-Fourアドバンスドとの組み合わせとなる。
新型ヴェルファイアに採用されるのは、今のところコンベンショナル版である可能性が高いとされる。そうなると、新型LMに後者のハイブリッド版を搭載することで、差別化することができそう。モデルネームは、RX500hに倣い、「LM500h」を名乗ることになり、これは2021年7月20日に日本国特許庁に出願済みだ。
そして、現在のところ40系アルファード/ヴェルファイアへの搭載は無いと想定されているパワートレインがもう一つある。A25A-FXS型のプラグインハイブリッド版である。これも新型LMシリーズに搭載することができれば、アルヴェルに対して、大きく差別化できる要素となりそう。
モデルネームは、RX450h+を倣い、LM450h+ということになるだろう。ただし、現在のところ日本の特許庁には「LM450h+」の商標は登録されていない。
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LM日本仕様の価格予想、1500万円オーバーどころでは済まない?
新型LMの価格を予想すると、1500万円は軽く超えてきそう。既に、現行モデル中国仕様、台湾仕様のLM300hは、日本円換算で1500万円~2500万円程度の価格設定となっている。
LM300h 7シーター(現地価格) | LM300h 7シーター(日本円換算) | LM300h 4シーター(現地価格) | LM300h 4シーター(日本円換算) | |
中国 | 1,166,000元 | 20,019,146円 | 1,466,000元 | 25,163,932円 |
台湾 | 3,720,000台湾元 | 14,738,640円 | 5,200,000台湾元 | 20,605,110円 |
前述の通り、日本仕様がアルファード/ヴェルファイアとの差別化のため上級パワートレインに限ったラインアップとなれば、2千万円程度の価格設定となっても不思議ではない。
レクサス 新型LM まとめ
- 新型LMシリーズ、2023年末~2024年序盤頃の日本発売を予想
- 現行LMシリーズは、アルファードがベースの高級版で、日本を含まないアジア地域を中心に販売
- アルファード/ヴェルファイアが2023年6月にフルモデルチェンジ予定で、LMシリーズも遅れてフルモデルチェンジ
- 新型40系のLMシリーズからは、日本市場の導入を予想
- LM500h、LM450h+など上級パワートレイン搭載で、アルファード/ヴェルファイアと差別化の可能性
- 「LM500h」は日本国特許庁に商標登録済み
- 中国仕様、台湾仕様の現行モデルの価格帯が既に1500万円~2500万円程度