新型【エルグランド】フルモデルチェンジいつ?2024年予想、次期E53型のハイブリッドは1.5Lターボ e-POWERとe-4ORCE採用か【日産最新情報/スクープ画像】現行型は一部仕様向上で新CIデザイン採用

エルグランド

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日産・エルグランドのフルモデルチェンジ時期は2024年が予想され、当初の2023年から遅れることになりそう。ただし、2023年10月はジャパンモビリティショーの開催が予定されており、そこでワールドプレミアされる可能性は残されるのではないか。

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新型アルファード(リーク)

ライバルモデルでは、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアが2023年6月にフルモデルチェンジ発売される見込み。さらに、ホンダも一旦販売を終了させたオデッセイについて、中国生産モデルを輸入することで、2023年秋頃に国内向け販売の再開を計画している。

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ホンダ オデッセイ 中国仕様

2023年は、これらライバルモデルにも大きな計画があり、国内のLクラスミニバン市場は活性化されることになりそうだ。

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エルグランドはe-POWER搭載のフルモデルチェンジ、2024年の実施予想

次期エルグランドは1.5L VCターボ e-POWERの搭載予想

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日産は2022年7月に国内向けエクストレイルをフルモデルチェンジ発売させており、そこでは新開発のシリーズ式ハイブリッドである「1.5L VCターボ e-POWER」が採用された。

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1.5L VCターボ e-POWER

この新開発e-POWERは、今後は日産の中大型車種への採用が予想され、特に搭載が期待されるのが、フルモデルチェンジによって登場する新型エルグランドである。また、電動4WDシステムとしては「e-4ORCE」の採用が予想される。

新型エルグランドへのフルモデルチェンジでLクラスミニバン市場が活性化

現行のE52型エルグランドは、2010年5月にフルモデルチェンジ発売された車種で販売13年目に突入している。2014年と2020年に2度のマイナーモデルチェンジでリフレッシュはされているものの基本部分は変えられていない。次期型E53型へのフルモデルチェンジが待望されてきた。

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2022年に入ってから、国内のミニバンセグメントはフルモデルチェンジの流れが進行中となっている。まずは中型ミニバンから、トヨタ・ノア/ヴォクシー、ホンダ・ステップワゴンがフルモデルチェンジを実施。販売競争が激しくなっている。日産も2022年12月にセレナをフルモデルチェンジさせた。

トヨタ アルファード

現行アルファード

そして、これら中型ミニバンがフルモデルチェンジされてきた流れは、その後、大型ミニバンのクラスへと波及する。やはり火付け役となるのは、同クラスで圧倒的な販売実績を誇るアルファードで、ヴェルファイアと伴に2023年6月にもフルモデルチェンジ発売となる見込み。

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現行 ELGRAND Highway STAR

エルグランドのフルモデルチェンジは、アルファード/ヴェルファイアに対して少し遅れることになる。次期E53型エルグランドの発売の時期は2024年が予想され、アルファードに対して後出しとなってしまうが、優位性のある商品力と価格で勝負を挑むことになる。

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ホンダ エリシオン中国仕様

さらに、ホンダも中国生産のオデッセイまたはエリシオンを輸入し国内販売する計画がある。

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新型エルグランドも姉妹モデルの北米クエストを設定か

現行型のE52エルグランドは、2010年8月のフルモデルチェンジ発売であった。北米向けに設定された姉妹モデル、クエストが2017年に生産を終わらせているなか、日本向けエルグランドは、既に販売期間12年が経過している。

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現行エルグランド

次期型E53型エルグランドについても、国内市場だけのために大型ミニバンをフルモデルチェンジさせるとは考え難い。現行E52型同様に北米市場を巻き込んだ販売を待望する声もあり、北米クエストが復活する可能性は残される。

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現行E52型エルグランドが一部仕様向上、エンブレムなどに日産の新CIを採用、2022年11月

現行E52型は、2010年8月にフルモデルチェンジ発売された3代目モデルで、実に、販売期間12年を超えるロングセラーモデルとなっている。

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現行エルグランド (新エンブレム)

近年では、2020年10月にフェイスリフトが含まれるマイナーチェンジが実施されたものの、この時点では、日産の新CIが採用されていなかった。

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現行エルグランド(旧エンブレム)

2022年11月の一部仕様向上では、フロントとリアのエンブレムに、日産の新CIが配置された。このほか、ホイールのセンターキャップ、ステアリングホイール、インテリジェントキーにも統一して新CIが採用された。

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また、装備面では、抗菌仕様シートが全車に標準装備となり、車両価格は3,799,400~5,679,300円に設定された。

「エルグランド」一部仕様向上(画像、価格表)、フルモデルチェンジの<まとめ>は、次のページ

エルグランド25年周年へ、ライバルのアルファードよりも長い歴史のある大型ミニバン

エルグランドシリーズは1997年に発売された「キャラバンエルグランド」と「ホーミーエルグランド」のE50型が原点となっている。ライバルのトヨタ・アルファードは2002年の発売で、実はエルグランドのほうがモデルネームとしては歴史が長い。ただし、トヨタは「グランビア」や「グランドハイエース」といった、エルグランドと直接対抗するモデルをアルファード以前から販売していた。

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キャラバン/ホーミー エルグランド 1998年

さらに1999年のマイナーモデルチェンジでは「エルグランド」に車名が統一され、商用バンからの乗用向け派生モデルから、ファミリー向けの専用大型ミニバンとしてのポジションが与えられた。

2代目エルグランド(E51型)は2002年5月21日にフルモデルチェンジ発売され、その翌日には新型アルファードが発売日を迎えるという、当時のミニバンブームを象徴する販売競争の一つとなった。アルファードはセダン車種のカムリなどの流れを汲むFFレイアウトのKプラットフォームを採用し、広大なキャビンスペースと快適性に拘った仕様とした。一方でエルグランドのプラットフォームは、先代型から大幅改良されてはいるものの、商用バン同様のフロントミッドシップのFRレイアウトのままであった。重量物を積載した場合の走行性能については、エルグランドが優れた。ただし、アルファードのわかりやすい居住性や高級感は特にファミリーユーザーに訴求力が大きく、エルグランドは販売台数として結果を出すことが難しかった。

日産エルグランド

E52 エルグランド 初期型

2010年には現行のE52型 3代目エルグランドがフルモデルチェンジ発売される。ミニバンブームの最中、モデルサイクルとして8年もの期間を要することになったが、従来的なFRレイアウトを捨てた大きな変化となった。プラットフォームは、アルティマなどと同じDプラットフォームの採用となり、北米向けセダンのプラットフォームをベースに開発する流れは、アルファードを追従する形となった。

エルグランド フロントグリル

一方でパワートレインに関しては、アルファードはハイブリッド車を2002年モデルから用意してきたのに対し、エルグランドは未だにマイルドハイブリッドすら設定できていない。次期エルグランドE33型では、シリーズ式ハイブリッドの1.5L VC-TURBO e-POWERが搭載される可能性があり、期待される部分となっている。

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