RX-8後継車か?ロータリーエンジン搭載レンジエクステンダーEVを発売予定

マツダ

マツダのロータリーエンジン開発は継続している

最近のマツダは、クリーンディーゼルなど走りと環境性能の両立を目指す技術が前面に押し出されており、スカイアクティブテクノロジーとして広くプロモーションが行われている。そんな中、かつてのマツダの代名詞でもあったロータリーエンジンの存続を危惧する声も多く聞かれる。
しかし、ロータリーエンジンの開発は継続して行われているようなので安心して欲しい。RX-8開発時に比べ規模は縮小されてはいるものの、20人程度のロータリーエンジン開発チームがマツダ社内で現在も存在しているようだ。

(写真は次世代型ロータリーエンジンのRenesis 16X)
renesis 16x

RX-8後継車よりも、ロータリーレンジエクステンダーEVが先に登場しそう

マツダのロータリーチームで開発目標となっている次世代型ロータリーエンジン搭載車種としては、現在のところ二車種が候補として考えられる。

一つはRX-8後継車としてのRX-9である。しかし、燃費性能や環境対応の遅れで実用化はまだまだ先。一応の目安として、2015年にRX-9の市販化目標が掲げられているようであるがこれも噂レベルの話。今後どうなるかわからないだろう。

二つ目の車種として考えられるのが、ロータリーエンジンによる発電機を装備したレンジエクステンダー方式のEVである。つまりロータリーエンジンが搭載されるものの、その使用は発電のみに限られ、駆動力は電気モーターから得ることになる。ロータリーエンジンはレシプロエンジンに比べ小型軽量で低振動というメリットがありその可能性に期待したい。2012年8月にはマツダ社長自らが、このレンジエクステンダーEVの存在を示唆する発言があり、その発売予定は来年2013年となっている。

つまり、ロータリーエンジンファンの多くが望んでいるような、RX-8後継車つまりRX-9としてロータリースポーツが復活するには、まだまだ厳しい状況である。しかし、ロータリーエンジンの歴史は途絶えていない。今後、スポーツカーとして復活する余地は、まだまだ残されていると考える。

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