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スイフトプラグインハイブリッドの発売は延期、新技術も導入
スイフトPHVは2013年3月にも発売が予定されていたが、これは延期となり、2013年内の発売という計画に変更されているようである。
スイフトPHVとは、スイフトの車体をベースに開発されているレンジエクステンダー方式によるEV(電気自動車)である。ガソリンエンジンを装備しながらもそれは発電のみに使われ、駆動はすべて電気モーターによって行われる。この発電用エンジンは、軽自動車用の660ccと2輪用の450ccをベースにした2タイプで開発が進められているということだ。
また、大容量のリチウムイオンバッテリーと外部からの充電機能を備えており、約30km程度のEV走行も可能になっている。最近では、駆動用蓄電池であるリチウムイオンバッテリーが東芝の最新式に置き換わるなど、新たな技術も投入されており市販化間近の新しいタイプの環境車として注目されている。
(写真はスイフト レンジエクステンダー、北京モーターショー2012)
(写真はスイフト EVハイブリッド、東京モーターショー2011)
スイフトPHVの価格設定、200万円でもまだ高い
スイフトPHVの市販価格については、鈴木修会長より200万円以下になることを意図する発言があった。これはスイフトEVハイブリッドが電気自動車としての機能を持つことを考えると驚きのプライスである。しかし、コンパクトカークラスの環境車に求められるのは従来モデルに対する経済的メリットである。スイフトPHVを燃料費のほとんどかからないEVとして運用させるには、狭い範囲内での走行に限られるほか、自宅用の200V急速充電設備を設置するコストも必要になる。また、燃費性能も今となっては驚くべき数字というほどではなく、JC08モード燃費は、PHV走行で37.6km/L、HV走行で28km/Lといった程度である。
既に、THSⅡハイブリッドを装備したコンパクトカー、トヨタ・アクアがJC08モード燃費35.4km/Lで169万円という価格を設定していることを考えると、スイフトPHVの200万円というのは特別に安い価格設定でもない。
スイフトPHVの市販化において、車両価格200万円というラインには意地でも入れる必要があるだろう。