新型ワゴンRはスティングレーの販売が好調、ターボ車の免税対象が効いた

スズキ

ワゴンRスティングレーが人気、納期に早くも遅れ

今年2012年9月にデビューしたスズキの5代目ワゴンR(MH34S型)の販売が好調となっている。エコカー補助金が打ち切られる中、月販2万台ペースの受注を獲得しており、今後も販売台数を維持する勢いを見せている。
特にワゴンRのカスタマイズ上級グレードにあたるスティングレーの販売が好調で、スズキとしても誤算だったのか早くも納期が2ヶ月と遅れ出している。現在のところ標準モデルとスティングレーの販売比率は半々程度で、これはスズキの計画の65:35をいい意味で裏切る結果となっている。
元々この新型ワゴンRに関しては、今回のフルモデルチェンジによる販売契機を逃すまいと万全の生産体制が敷かれていたのだが、それでもスティングレーに関しては即納体制が崩れつつある。なお標準モデルのワゴンRに関しては、1ヶ月以内の納期を維持しているようだ。

新型ワゴンRはスティングレーにしかターボエンジンの設定がないのだが、このターボと4WD車を含めたワゴンR全グレードを平成27年度燃費基準 +20%達成による免税対象とできたことが、今回のスティングレーの好調に繋がったと考えられる。

最近では、普通車から維持費の安い軽自動車へシフトする動きが顕著である。こういったユーザーからは、価格の安いエントリーグレードよりも、普通車コンパクトカーと比較しても見劣りが少ない、ターボエンジンを搭載した上級グレードの軽ワゴンが人気となっている。
ワゴンR スティングレー 2012

ワゴンRの新燃費技術を他車種へ展開、スズキが再び軽自動車ナンバーワンへ

スズキが新型ワゴンRから搭載が始めたエネチャージ、新型アイドリングストップ、エコクールの3つを主とする新燃費向上技術は、2013年初頭にもパレット、アルトに適応していく予定。
これによりさらに販売台数を伸ばすことになり、一時的にせよスズキが軽自動車販売台数ナンバーワンの座に返り咲くと考えられる。

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