ホンダ、バモスを一部改良し販売継続
ホンダが、バモスの一部改良を発表した。軽ワンボックスカーとして1999年のデビュー以来、基本構造を大きく変えずに長く販売をしてきたバモスだが、ここでさらに改良が加わり、販売が継続されることとなった。
新バモスには、新タイプ「G」が設定され、メッキフロントグリル、リアバンパーガーニッシュの他、13インチのアルミホイールまでもが標準装備になる。また、ボモスホビオは、ハーフシェイドフロントウィンドウ、ユーティリティフックなどが標準装備化される。新色としてバニラクレム、ピンクゴールド・メタリック、プレミアムミスティックナイト・パールの3色が加わりカラーバリエーションの充実が行われた。
しかし、トランスミッションのCVT化など大掛かりな改変は行われず、従来通り5MT、3AT、4ATが装備される。エンジンも旧型のままである。
価格改定も行われたが、バモス タイプGの価格は3ATモデルでも129万8千円で、N BOX タイプGの124万円よりも高い価格設定となっている。
この他にライフ、商用車のアクティバン、アクティトラックの各軽自動車についても一部改良が行われた。
バモスを販売停止できないホンダの理由は何?
ホンダは、軽自動車ラインアップの再編を進めており、バモスに近いタイプのワンボックス軽ワゴン車として昨年2011年に新型N BOXの販売を開始している。さらに、ユーティリティ性能を強化したN BOXプラスを来月の2012年7月から販売開始する予定だ。これらN BOXシリーズの登場によって、バモスシリーズは近いうちには販売終了になるだろうと考えられていたのだが、今回の一部改良を受けて販売が継続されることになった。
バモスおよびバモス ホビオの月間販売計画台数は600台。先月2012年5月のN BOXの販売台数は、軽自動車ナンバーワンの19,354台を記録しており、バモスシリーズの計画の32倍以上となる売り上げ台数を記録している。
ホンダが、僅か600台/月のバモスシリーズを販売終了できない理由って何なんでしょう?ホンダのハイトワゴン型の軽自動車は、乗用N BOX、商用アクティの2シリーズで十分な気もします。