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レガシィがマイナーチェンジして北京モーターショーに出展
2012年4月に開催された北京モーターショーでは、マイナーチェンジ後のレガシィ中国仕様が公開された。
この2013年モデルのレガシィは、既にニューヨーク国際オートショーでワールドプレミアを迎えていたが、今回は中国版ということで仕様は少し異なる。特に車高が60mmも上げられたことが特徴的で、フロントバンパー、サイドスポイラー、リヤバンパーについても中国市場に合わせた専用デザインが採用されている。
日本仕様はFA20ターボ搭載
2012年5月8日から発売が始まる日本仕様の2013年版レガシィも、この中国仕様に準じたデザインが取り入れられるだろう。中国仕様に見られるようなボディサイズの大幅変更の話は聞いていないが、強調されたフロントのヘキサゴングリルのデザインは中国版レガシィに近いものになるはず。既に発表のあった北米仕様もこれに近いものであった。
そして、日本仕様で最も注目されているのが、新型エンジン2.0GT DITを搭載したグレードの投入だ。DITとはダイレクト・インジェクション・ツインスクロールターボの略称である。つまり直噴ターボということになるが、あのBRZ&86に搭載されているFA20型ボクサーエンジンのターボ版がレガシィに初搭載されることになる。
これまでの上級グレードエンジンであるEJ25ターボと、このFA20型ターボをツーリングワゴンで比較してみると、最高出力は285psと300ps、最大トルクは35.7kgmと40.8kgm、JC08モード燃費は10.8km/Lと12.4km/L。これらすべての項目についてFA20型が上回る仕様となっている。
車体重量は1520kgと1560kgで、2.0GT DITの方が40kg重い。また2.0GT DITにはアイサイトの設定がされないかもしれないことがデメリットとして感じる。
車体価格については、2.0GT DITの方が高くなる。ただし、エコカー補助金と減税の対象となるため、2.5GTとの実質価格の差は大きくならないはずだ。
今回マイナーチェンジを迎えるレガシィだが、2年後の2014年にはフルモデルチェンジを控えている。次期モデルでは、FA20型ターボの他に、新開発のボクサーハイブリッドエンジンが主力となってきそうだ。
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