日産・エルグランドが一部改良を12月に予定、販売継続へ

日産

エルグランドに衝突被害軽減ブレーキを採用

日産のミニバン、エルグランドが2018年12月13日に一部改良を受ける予定となっている。

(写真は現行エルグランド)
エルグランド

エルグランドについては、フルモデルチェンジを受けるのか、カタログ落ちとなるのか今後が心配されているが、とりあえずは今回の一部改良により、延命されることになった。

エルグランド リアコンビネーションランプ

一部改良の内容は、安全運転支援システムの強化がメインで、衝突被害軽減ブレーキ、LDP(車線逸脱防止支援システム)などが追加装備される見込み。

エルグランド フロントグリル

エルグランドは廃止の可能性あり、日産は国内向け車種を削減

現行エルグランドは2010年フルモデルチェンジの3代目モデルである。トヨタ・アルファード/ヴェルファイアに対抗できる国内唯一のLクラスミニバンとして、そのポジションを確立してきた。

エルグランド リアシート

ただし現在は、モデル末期で販売台数が落ち込んでおり、月販1000台に満たないことが多い状況である。海外向け姉妹モデルのクエストは、2016年12月に北米販売を終了させている。

グローバル化を進める日産は、日本向け車種を削減していく方針で、エルグランドを継続するかどうかは不透明なところ。ワンランク下のミニバン、セレナについては、いずれは三菱のデリカD:5と共通プラットフォームとなる方向性が示されている。

(写真はVC-TURBOエンジン)
VC-Tエンジン マルチリンク

エルグランドに次期型があるとすれば、どのような仕様になるのか。パワートレインでは、2.0L 可変圧縮比ターボエンジンのVC-Tの導入が予想される。従来のV6エンジンからのリプレイスとなり、インフィニティQX50で先行導入済み。今後、日産の上級車種へ幅広く搭載されることになる。また、ハイブリッドではe-POWERの2.0L版の登場も期待される。

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