ワゴンRが2022年8月30日にマイナーチェンジを受けて発売される。通常ワゴンRと上級のスティングレーは継続され、新たなボディタイプとして「カスタムZ」が追加される。
消費税込み車両本体価格は、通常ワゴンRが1,217,700~1,509,200円、ワゴンRスティングレーが1,688,500~1,811,700円、ワゴンRカスタムZが1,474,000~1,756,700円に設定される。
月間販売目標台数はワゴンRシリーズ合計で6500に設定される。
新型ワゴンRはマイナーチェンジ版となる、フルモデルチェンジは延期された
現行型ワゴンRは2017年2月にフルモデルチェンジされた6代目モデルである。歴代モデルは約5年というモデルサイクルであったこともあり、2022年夏~秋の新型登場の動きはフルモデルチェンジではないかという憶測もあった。しかし、これはマイナーチェンジということで、現行型の販売期間は延長されることになる。
近年の軽自動車セグメントでは、販売の主力がスライドドア装備の車種に移ってきており、ワゴンRのようなヒンジドアを装備するベーシック軽ワゴン車のフルモデルチェンジが後回しとなる傾向がある。ワゴンRの長年のライバル、ダイハツ・ムーヴも現行型の販売期間が長くなっている。
ワゴンRのマイナーチェンジは、最新装備の導入と「カスタムZ」追加
今回のワゴンRシリーズのマイナーチェンジでは、「カスタムZ」として新型ボディタイプが追加されるほか、通常ワゴンRについても最新装備の導入が実施された。
ただし、待望されていた電動パーキングブレーキの導入は見送られた。
ワゴンR カスタムZは横長ヘッドランプを採用
ワゴンRシリーズに新たに追加される「カスタムZ」は横長のヘッドランプが特徴となる。通常ワゴンR、スティングレーはいずれも縦長のヘッドランプが採用されてきたから、「カスタムZ」の印象はこれらとは大きく変わる。
グレードラインアップは、
- HYBRID ZT
- HYBRID ZX
となっており、全車マイルドハイブリッドで、ターボ(R06A型+WA05A型モーター)とNA(R06D型+WA04C型モーター)が用意される。
ワゴンR カスタム Z 内装カラー
- ブラック
ワゴンR カスタム Z ボディカラー
- デニムブルーメタリック(新色)
- フェニックスレッドパール
- ムーンライトバイオレットパールメタリック
- ピュアホワイトパール
- スチールシルバーメタリック
- ブルーイッシュブラックパール3
- ノクターンブルーパール
- クールカーキパールメタリック
新型ワゴンRシリーズにスズキの最新装備を導入、フルモデルチェンジは2024年以降予想
従来ワゴンRシリーズでは、スズキの予防安全技術「SUZUKI セーフティサポート」の前方に対する衝突被害軽減ブレーキとして、「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用されてきた。マイナーチェンジによる新型からは「デュアルカメラブレーキサポート」の採用となる。
また、ワゴンRシリーズはスズキコネクトの対応車種となった。24時間365日“もしも”の時の対応や、クルマから離れているときもサポートする「安心」「快適・便利」な機能が提供される。
新型ワゴンRシリーズは、これらのスズキの最新モデルと同様の装備に刷新されたことで、現行型の販売期間は数年の延長が見込まれる。フルモデルチェンジは2024年以降となることが予想される。
通常ワゴンR インテリアカラー
- ブラック
- ベージュ
通常ワゴンR ボディカラー
- フォギーブルーパールメタリック(新色)
- テラコッタピンクメタリック(新色)
- ダスクブルーメタリック(新色)
- フェニックスレッドパール
- シフォンアイボリーメタリック
- アーバンブラウンパールメタリック
- ホワイト
- ピュアホワイトパール
- シルキーシルバーメタリック
- ブルーイッシュブラックパール3
ワゴンR スティングレーはターボ車に絞られる
通常ワゴンRはフロントグリルの変更などフェイスリフトの実施が認められる。ただし、スティングレーは一見して判断できる違いは無いようだ。パワートレインではNAモデルが廃止され、ターボハイブリッド車のみが残された。このためエントリー価格が3つのボディタイプの中では最も高くなる。上級エクステリアでNAエンジン車を求めるユーザーは、新型カスタムZへ誘導されることになる。
ボディカラーにおいては、新色の追加が実施される。
ワゴンRスティングレー インテリアカラー
- ブラック
ワゴンRスティングレー ボディカラー
- デニムブルーメタリック(新色)
- フェニックスレッドパール
- ムーンライトバイレットパールメタリック
- ピュアホワイト
- スチールシルバーメタリック
- ブルーイッシュブラックパール