レクサス新型ES300h、カメラ式サイドミラーを量産車初採用

レクサス

10月発売の新型ES300hにデジタルアウターミラー装備

10月下旬の日本発売が予告されているレクサス新型ESシリーズ。これには量産車として初のデジタルアウターミラーが採用されることになる。

(写真はレクサス新型ESシリーズ)
デジタルアウターミラー

メーカーを問わず、何かしらのコンセプトカーが出される度に話題に上がっていたのが細く小さいドアミラー。あんな小さなミラーでは後方確認ができないなどとケチをつけられていた小型ドアミラーであるが、これがいよいよ市販モデルとして実用化されることになる。外部ミラーはデジタルカメラに置き換わり、その映像は車内Aピラー両サイドのモニター画面に映し出される。

カメラ式ドアミラー

左右指示器を出した場合、あるいはリバースギアを選択したときには、これらに応じて最適な視野域の情報に切り替わる。さらに、小さくなったドアミラーは左右前方の死角を減らすことにも貢献し、ドアミラーによって隠されていた歩行者の目視が可能となる。雨天や夜間における、視野の悪い状況も大きく改善されることになる。

モニター式サイドミラー

カメラ式ドアミラーは自動車史において一つの区切りとなる

デジタルアウターミラーにより安全性が高まることは言うまでもない。ただ、従来の大型ドアミラーを備え付けた車体と比較して、エクステリアのクオリティが大幅に向上することも敢えて言及しておきたい。

ES300h ドアミラー ES300h日本仕様

まずは、ESシリーズからの導入となるデジタルアウターミラーであるが、この程度の技術はメーカー問わずほとんどの市販モデルにまで普及するのは時間の問題だろう。かつてフェンダーミラーからドアミラーへと移り変わったのと同様に、見た目で大きく新旧の差がつく装備は自動車の歴史において一つの区切りとなる。クルマの買い替えも促進されそうだ。

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