マツダ車のカーオークション相場が良い、マツダ地獄は過去のものに

マツダ

デミオ、フィット、ヴィッツ、ノートのカーオークション相場を比較

マツダは2018年5月28日のプレスリリースで国内生産累計台数が5000万台を突破したことを発表した。

(写真は現行 MAZDA2 デミオ)
デミオ

スカイアクティブ以降、マツダ車のブランドイメージは格段に向上したように感じる。実際に、中古車販売店の主な仕入先であるカーオークションでの取引相場は、他の国内メーカーモデルに比べてどうなっているのか、調べてみた。

対象は各社Bセグメントのコンパクトハッチバックカーの下記4モデル。すべて新車価格が約145~155万円程度の普及グレードで、エンジンは1.2~1.3LのコンベンショナルNAガソリン、駆動方式2WDのモデルに絞り込んだ。さらに、3年落ちの2015年製で、走行1~4万キロ、評価4とありがちなパターンに該当するものを選び出し、落札価格の平均値を算出してみた。

マツダ・デミオ(FMC 2014年)約76万円
ホンダ・フィット(FMC 2013年)約75万円
トヨタ・ヴィッツ(FMC 2010年)約68万円
日産・ノート(FMC 2012年)約61万円

ご覧の通り、デミオ、フィットの二強という結果に。
ただし、フルモデルチェンジからの経過年数を考慮すれば、デミオはやや有利で、ヴィッツは不利。中古車市場では年式と走行距離が価値を決めるとはいえ、デザインが新しいほうが市場からの評価も良くなる。一つ世代の古いモデルでの比較では、ヴィッツの価格が上回るケースも多く、トヨタも相変わらず中古車市場での評価は高い。

マツダ地獄は終了、KODOデザイン以降はむしろ人気車種

ここで言いたかったのは、かつてのマツダ地獄と呼ばれるような、マツダディーラーの下取りを除いて安く買い叩かれるような現象は、確認できないということである。気に入った車種が偶然にもマツダ車であれば、将来の下取り価格を気にする必要は無くなった。

アクセラ、アテンザ、CX-5でも概ね同様の傾向がみられ、KODOデザイン以降のマツダ車の中古車市場からの評価は悪くないようである。

(写真は日産・ノート)
ノート e-POWER 日産グローバル本社ギャラリー

むしろ、目立ったのがノートの低評価ぶりである。
エンジンはベースラインの1.2L NAでライバルらよりも若干非力であるが、必要十分。ある意味枯れた技術で、特段と目立ったトラブルも出ていない。一方でボディサイズは全長4.1mもあり、むしろ立派なほど。エクステリアデザインは、現在人気のノートe-POWERとほぼ同じで、2012年発売デザインの割には新鮮さもある。低価格なBセグメント中古車をお探しの方には、お買い得感のあるモデルとしてオススメできるのではないか。

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