第2世代SKYACTIVはスモールとラージの2つのプラットフォームに
マツダは先々月に、第2世代SKYACTIVの概要について発表した。そのなかで「新型CX」としてニューモデルが紹介されている。
マツダの第2世代SKYACTIVについては、これまでHCCIエンジンのSKYACTIV-Xをメインとする新技術についていくらか報告してきた。今回は車種ラインナップの大枠についての話である。
これまでアクセラをベースとしたコモンアーキテクチャにより他車種へ展開する手法が取られていたが、第2世代SKYACTIVではスモールとラージの2つのアーキテクチャと商品群に分けられることになる。
スモールアーキテクチャはCX-3が中心となり、新型CXもここに含まれる。新型CXは小型のクロスオーバーSUVということになる。
これは中国で販売されるCX-4の日本発売を意味している可能性もあるが、中国生産のモデルをそう簡単に日本で販売するだろうか。あるいは全く別のニューモデル、例えばCX-2などの開発を示唆しているかもしれないが、現在のところ明らかとなっていない。
このほか、スモールアーキテクチャには、デミオ、アクセラまで含まれる。
CX-5、アテンザ以上のモデルは別プラットフォームで高級化
一方でラージアーキテクチャに分類されるのは、CX-5、CX-8、CX-9となる。アテンザ後継モデルもここに含まれ、ラージアーキテクチャはFRプラットフォームとなることが期待される。次世代電動化ユニットや3.0Lクラスの直6ガソリンエンジンの話もあり、プレミアムモデルと呼ぶに相応しい内容となるだろう。
マツダ全体の生産台数は現状の166万台から、第2世代SKYACTIVでは200万台に拡大される予定となっている。