次期アテンザまではFF継続、エクステリアはVISION COUPEがベース
マツダは2017年の東京モーターショーでVISION COUPE CONCEPTを発表した。そのロングノーズのスタイリング、そして車内ではプロペラシャフトの存在を主張するかのような極太のセンタートンネルが設定されていることから、FRプラットフォームであることを疑ったが、担当者はFFであると明言していた。一方で、マツダがFRプラットフォーム化に向けて動き出していることは確定的となっており、アテンザを後継するクラスの車種が将来FR化されることになる。
こういったマツダの動きを合算すると、次期アテンザは、ボディサイズが近いVISION COUPE CONCEPTをベースにしたエクステリアデザインとFFプラットフォームを採用することになり、フルモデルチェンジ時期は2019年以降となるだろう。
そして、2025年以降あたりに登場する次々期アテンザからFRプラットフォームが採用されることが予想される。
FRアテンザ、トヨタとプラットフォーム共用の可能性も
マツダの販売規模からして、アテンザとその派生モデルのみで独自開発のFRプラットフォームを持つというのもリスクが大きい話。トヨタとの提携を活用し、クラウンやレクサス・ISとプラットフォームを共用することも現実的な選択肢となりそう。
自動車業界の提携再編が進む中で、従来からの中小規模ブランドは特色を絞った車種ラインアップへと切り替えてくる。
近年では、アルファロメオが新型ジュリアとして、マセラティ・ギブリとFRプラットフォームを共用するDセグメントセダンを発売させており、ブランドのプレミアムイメージを強めている。