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新型スイフト ハイブリッドの市販モデルが東京モーターショーでデビュー
スイフトプラグインハイブリッドの開発が進んでいる。
昨年2010年から実走行試験が開始され、今年2011年12月の東京モーターショーで市販モデルがお披露目される予定。
来年2012年の秋頃の発売日を目標に開発されてきたが、ライバルのプリウスCが2012年の1月に発売予定となっており、いくらか前倒しされる可能性もあるようだ。
EVベースのハイブリッド
このスイフトハイブリッドは既に市販化されているトヨタやホンダのハイブリッドと大きく違うのが、EVベースで開発されている点だ。
ガソリンエンジンは搭載されるが、その出力はすべて発電機を通して電気に変換され、エンジンからのトルクが直接タイヤに伝わることはない。
発電機を備えた電気自動車というわけだ。
家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッドとしての機能も備えており、2009年のコンセプトモデルの時点では、フル充電でエンジンの起動なしで20kmの走行が可能ということであった。
新型スイフトハイブリッドにバイク用エンジンが採用される可能性
スイフトプラグインハイブリッドの開発モデルは、660ccの軽自動車用エンジンK6A型を発電用に搭載していた。
燃費性能はフル充電した状態で37.6km/L、エンジン駆動時のみで25.6km/Lとなり、いずれもJC08モードの数値。
リッター30km/Lのフィットハイブリッドの燃費だがこれは10・15モードによるもので、JC08モード燃費は26.0km/Lとなる。
これと比較すれば、スイフトハイブリッドは燃費性能はガソリンエンジン駆動時の場合、わずかに劣っている。
そんな中、新たに開発案として登場したのが、発電用エンジンのダウンサイジングである。
軽自動車用の660ccからバイク用の450ccエンジンに変更することで、さらなる燃費性能のアップが可能になったそうだ。
現在、JC08モードで40km/Lあたりを目標に開発されている。
こうなればフィットハイブリッドを超えることはもちろん、ライバルのプリウスCを上回る燃費性能になる可能性も秘めており、これから注目が集まるだろう。