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セレナにノートのe-POWERを搭載、待望の本格ハイブリッドはシリーズ式
日産・セレナ e-POWERが2017年8月にも発売される見込みとなっている。
日産が2016年11月に発売させたノートe-POWERの販売が好調である。ここで採用された新開発のシリーズ式ハイブリッドは日産ブランドの幅広い車種へ展開される計画となっており、次に市販化が実現しそうなのがセレナe-POWERである。
ノートとセレナではクルマのサイズが随分と違うわけではあるが、日産は概ねセレナ以下のモデルにe-POWERを採用し、これを超えるモデルについては1モーター2クラッチ式ハイブリッドを採用していく方針となっている。
EM57ベースのe-POWERでは、セレナの車体は大き過ぎないか?
e-POWERはリーフで実績のあるEM57モーターがコアとなった技術。そのスペックは最高出力80kW(109ps)、最大トルク25.9kgfmとなっている。現在のEM57搭載の市販モデルのなかで比較的大きなボディのものでは電気自動車のe-NV200がある。NV200シリーズはセレナよりも軽量な車体であるが、e-NV200では大容量のリチウムイオンバッテリーの搭載により車体重量は1510~1660kgとなっている。
セレナe-POWERはリチウムイオンバッテリーの容量はe-NV200より削減されるが、発電専用のガソリンエンジンが搭載され、車体重量としては1750~1800kg程度に仕上げられることが予想される。パワーウェイトレシオでは、セレナe-POWERはe-NV200よりも劣るということになる。ただしこれは許容範囲内に収まるという判断だろう。